生きた建材の話

生きた漆喰の話

あなたもご存知の通り、
近代のお洒落な住まいの多くの壁は
クロス(壁紙)で仕上げられています。
 
ここでも「早く」「安く」「良く」が
求められてきたことが良く分かります。
 
その反面、幾つかの課題もあります。
ここまで、しっかりと読まれた方なら
もうおわかりだと思います。
 
 
 
接着剤やクロスそのものを構成する物質が揮発し続けること。
 
クロスは通気性が悪いために、
クロスの背面(見えない部分)にカビが生えるということ。
 
近年になって、クロス製造メーカーは、
この課題を解決しようと、様々な製品を開発し始めました。
 
 
ところが、古来からの建築技術は、
これらの課題は一切ないどころか、
何百年経っても大きな問題点がなく、
優れていることを私たちに教えてくれています。
 
 
熊本県の地震も古来の建築技術の素晴らしさを私たちに教えてくれました。
熊本城の石垣の中でも倒壊しなかった石垣はどこか?
 
それは、築城当時のままだった部分。
残念ながら倒壊してしまった部分は、新しく積みなおした部分。

 

当時の石垣を積む職人さんの技術は、 
近代の技術よりも優れていると言ってよいでしょう。 
  
なぜ、当時の技術が現代よりも優れていたのか? 
  
それは、歴史の深さではないでしょうか。 
石垣を積むという技術は、 日本で古来よりずっと培われてきた技術ですから、 
理論だけではなく、 経験的にどういう積み方が良いのか 
当時の職人さんは身体で知っていたということだと思います。 
  
近年はコンクリートがありますから、 
「石垣を積む」という経験を積む場が減ってしまいました。 
経験で培った知恵をもっている方がほとんどいないそうです。 
  
  
  
漆喰についても同様の事が言えます。 
ご存知の通り、 漆喰はお城や蔵などに古来から用いられてきました。 
  
蔵をイメージするとその優れた機能がよく分かります。 

 
分厚い土壁と漆喰で仕上げられた蔵の内部は
湿度変化が小さく、温度変化もかなり小さく保たれます。
だから、夏でもとっても涼しいのです。 

ですから、味噌やぬか漬けの樽は蔵に保管されてきたのです。 
  
外壁に用いられた漆喰は、長年にわたって、建物を守り続けてきました。 
雨・風に強く、気温の変化にも強いのです。 
  
新たな技術に目を向けることもいいかもしれませんが、 
熊本城の石垣と同じように、 
先人が築いてきた文化と歴史に目を向けることも 
大切だと私たちは考えています。 
  
  
空気がうまい家®︎で使用している 
カイケンコーポレーションの「幻の漆喰」は、 
赤貝の貝殻を焼き、 
海藻を煮て作った糊に麻のスサと水を混ぜて作られた上に、 
独自の光熱触媒が作用するように作られています。 
  
  
光熱触媒…
  
聞きなれない言葉かもしれませんが、 
光、または熱(通常の気温程度で十分)があれば、 
半永久的に機能を果たすと理解しておいてください。 
  
植物の葉緑素と同じようなものです。 
植物は日光が当たれば、 
  
葉緑素そのものは変化しないですが、 
生きている限り、デンプンと作り続けることができます。 
これが触媒技術です。 
  
 
昔ながらの漆喰の作り方に、 
光熱触媒の技術が用いられているのです。 
  
ほぼ、昔ながらの漆喰のですから、 
化学物質が揮発するということがありません。 
ですから、施工直後に 
新築の臭いがするということは一切ないのです。 
  
新築の臭い…。 
あの臭いが常識になった社会がいかに不自然か、
空気がうまい家®︎に関わるとそれがよく分かります。
  
だから、 
室内の壁を「幻の漆喰」で仕上げると、 
天然の空気清浄機に包まれて生活することができるのです。 
  
今日は来客だった! 
シュッシュッ…と芳香剤のようなものを 
使用する必要もありません。 
  
メーカーのカイケンコーポレーションは、 
幻の漆喰の機能を次のようにまとめています。 


生きた杉「音響熟成木材」と 昔ながらの製法の「幻の漆喰」を使った空気がうまい家®︎は 
時代の流れに左右されることのなく、
あなたとあなたのご家族、そして、来客の方々…に
心と身体がくつろげる空間を提供し続けてくれます。 

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