生きた建材の話

近代的な社会を改めて見る

近年、凄まじい技術の発展に伴い
「すぐに」「安く」「良い」ものが
次々と手に入るようになりました。
 
食品に関して見つめなおすと分かりやすいと思います。
「腹が減った…」となれば、コンビニに駆け込むとよいでしょう。
すぐに、お腹を満たしてくれる安い弁当もあれば、
パンやお菓子などが簡単に手に入ります。
 
ところが、こうした生活をすることで、
身体や心に問題が生じると人々は気づき始めました。

空腹感だけが満たされても、
自然界の一部である「人」が
求めるものが無いからではないでしょうか。
 
 
建築に関しても同じなのです。
 
見ただけでは、
本物の無垢材と区別がつかない
程優れたプリント技術で作られた合板もあります。
見事な凹凸がつけられたビニル樹脂のクロスなども…。

これらを用いると「すぐに」「やすく」

一見、「いいなぁ」と思う空間は作ることができます。
現代の多くの建物は、

こうした技術をふんだんに駆使して作られているのです。

さて、こうした空間を
自然界の一部である「人」としてみた時、

あなたは満たされるでしょうか。
 

ハードな仕事を終え家に帰る
学校や塾を終えて家に帰る
 
そこで、自分の好きなことをし、
心の底から楽しみ、くつろぐ。
今夜も早く家に帰りたい…。
やっぱり家が一番だなぁ…。 
そんな場所が本来の家ではないでしょうか。
 


わたしたちは、
時代にあっていないと言われながらも
本来の家を作ってきました。

そして、これからも本来の家を作っていきます。

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