家族とも十分に話し合って来ましたが、実は、親が何を言っても反対するのです。
正直、疲れてしまいました。
けれど、そんな事で長年夢見てきた、新築マイホームの理想を諦めたくないのです。
先日、こんな話を耳にしました。
実は、これは特別なケースではなく、マイホームの購入を考えていると言えば、大抵の場合、身近な方の誰かが反対するケースが多くみられます。
ご夫妻のご両親、またご兄弟など全員が「それは良かった!思い切った決断は若いうちの方がいいよ。頑張りな!」なんて全員が言ってくれることは、滅多にありません。
ですから、あなたがもし、こうした問題で悩んでいるのであれば、ここで紹介する事を理解して、話を進めて見て欲しいのです。
なぜ、新築に反対する意見が出るのか?
当事者としては、とても辛い状況ですが、反対意見が出るというのは、あなたの事を思っているからです。
未来の事は誰にも分からないにも関わらず、何千万円という住宅ローンを抱えて本当に大丈夫なのか? 万が一、病気や怪我で働けなくなったらどうするのか?
心配する材料を見つけようと思えば、いくらでも見つかってしまうのです。
それに、新築にしなくても、今、住んでいる所でも特別大きな問題がないのであれば、十分ではないか?と考える事もできます。
いずれにしても、新築に対する反対の意見が出る、多くの場合、意地悪ではなくて、あなたの事を思って反対されているという理解をしてみて欲しいのです。
人は先に入った情報がもっとも強く受け止める習性があります。
これは、これから新築をしようかどうか考えている方へのメッセージになります。
お昼のワイドショーや週刊誌のスクープをイメージするといいでしょう。
例えば、有名な俳優さんが女優さんと一緒に食事をしていた所が写真に収められ、デートをしていたと報道されたとしましょう。

いやー参ったなぁ。
あれは、仕事の打ち合わせがあまりにも長引いたために、お互いにお腹が空いたねって話になったから、食事に行っただけなんだけどなぁ…。
報道がされた後に、こうした話をされても、「熱愛じゃないの?」っていう疑惑をもたれる傾向にあります。
例え、本当にお腹が空いたから一緒に食事に行っただけだとしても、後からの情報は、言い訳の様に捉えられてしまう傾向にあります。
ですから、あなたがもし新築を考えているのなら、先に「新築を考えている」事を言っておくと事は大事なポイントとなります。
家族で十分に話あってから「新築を購入しようって話になった」と事後報告をしてしまうと、その段階で話を聞いた人にとっては、とても大きな変化に感じられるために、反対される可能性が高まってしまいます。
新築などの住まいの問題に関わらず、人は大きな変化を嫌う傾向にある
人は、不思議なもので、なかなか現状に満足しないものです。
例えば、
- もっと自由になる時間が欲しい。
- もっと収入が多い仕事が欲しい。
- もっと便利な場所で生活がしたい。
色々な希望を誰もがもっています。
ところが、それを実現させるために、何か変化を起こさないいけないとなると、途端に怖さを感じるものです。
例えば、転職をすれば、もっと収入が多くなるという事が明確であっても、人間関係は大丈夫だろうか? 本当に自分に向いた仕事なのだろうか?と考えるものです。
もし、この様な形で転職を検討できるのなら、怖さは軽減するはずです。

うちは、本当に空気がうまい家®️を気に入って仕事をしてくれる人を求めているんです。もちろん、数字も大切にしたいところですが、何よりも空気がうまい家®️をどれだけ好きかって事を重視したいんです。
だから、週に1度でも2度でもいいので、とりあえず何度か通ってください。会社の雰囲気も見てもらって、空気がうまい家がどんな物なのか存分に知ってから、転職をするか、しないか決断してくれたらいいですよ。
転職という大きな変化を目の前にしても、こうして緩やかに変化して行く事が許されるのであれば、随分、気持ちも楽になるし、自信も持ちやすくなります。
周りの協力も上手に得ながら、スムーズに事を運ぶには、大きな変化も緩やかな変化の様に見せていくという事はとても大切です。
いきなり新築を考えている!は相当大きな変化だから緩やかに見せる

お父さん、実は私たち家族は、新築をする事にしたの。
主人とも十分に話あってきたし、何年も掛けて準備してきたの。
これでは、お父さんにとって変化が大き過ぎるために、反対される可能性が高くなります。
ですから、新築にしようか?どうしよう?と考えている間に、検討をしている事を伝えてしまえばいいのです。
時には、一緒にモデルハウスを回ったりしながら、最近の住宅事情を一緒に学べばいいのです。
「お前にはまだちょっと贅沢な話やなぁ…」なんて言われる事もあるかも知れませんが、
「じゃあ、もう少し安い価格の家を見に行こう」と言って一緒に見に行くのも一つの方法です。
最初は私達も親に空気がうまい家®️に住む事に大反対されました。

空気がうまい家 京都府 ハウス工房
京都市にお住まいのKさんは、空気がうまい家®️の仕様でリノベーションを考えていらっしゃいました。
ところが、色々と話が進んで行った後に、親御さんに伝えたところ、猛烈な反対にあったのです。
けれど、今はもちろん無事にリノベーションを終わらせ、快適に過ごされています。
そして、面白い事にあれだけ猛反対されていたKさんのご両親も、空気がうまい家®️の仕様でリフォームされる事になったのです。
一体、どうやって、親の猛反対を乗り越えたのか、当時の事を語っていただきました。
親が猛反対をしたのは、リノベーションで空気がうまい家®️を選ぶなんて贅沢だ!という事が原因でした。
無垢材や漆喰の家にしたいのは分かるけれども、それならそれで、もっと安い物でも十分ではないか?という事だったのです。
この段階になってから、いくら空気がうまい家®️の建材のこだわりや、他社との違いを一生懸命に伝えても何一つ伝わらないだろうと思い、リノベーションの計画を白紙にしていただきました。
それから、親と一緒に一年半かけて住まいの勉強を一緒にしました。
勉強と言っても、初めは、ただ住宅展示場に足を運ぶだけです。
私は、空気がうまい家®️の良さは十分に知っていましたが、両親は全く知りません。
ですから、とにかくたくさんの住宅展示場やモデルハウスに両親とともに足を運びました。
そして、やっぱりリノベーションはしたいけれども、やるなら良いものでやりたい。
だから、とにかく一緒に見て歩こうと言って、両親とともに歩き周りました。
実は、こうしてたくさんのモデルを見る事で、だんだん目が肥えるのではないかという期待もあったのです。
この計画は、見事にヒットしました。
実は、様々なモデルハウス見学していくうちに父が「やっぱりローコストの住宅は、なんだかローコスト感がある。」とボソッと言った瞬間がやってきたのです。
こうなってから、(株)ハウス工房にお願いをして、空気がうまい家®️を親子で見せてもらったのです。
そして父がこう言ったのです。
「ええもんはやっぱりええなぁ。当たり前の事やなぁ。」
こうして、気持ちよく両親の理解も得ながらリノベーションをする事ができました。
けれど本当は、こんな戦略的な事がよかったのではなく、私達の悩みを一緒に考える事ができたっていうのが父にとっても最高の喜びだったと思います。
そんな頑固な父が、今ではリフォーム・リノベーションをするなら空気がうまい家®️の仕様でないと気分が乗らないと言う様になったのです。
まとめ
新築をしようと考えているが、反対意見が多い。または、強い反対意見があって前に話が進まないと言った場合にどう考えるとスムーズなのかまとめてみました。
もちろん、他にも難しい事情がある場合もあるのは承知です。
それでも、ここで触れた考え方や事例のほんの一部でも、あなたの参考になれば嬉しいです。
- 新築に反対する人は、意地悪で反対している訳ではなく、あなたの事を思っている。
- 人は先に入った情報を信じる。だから、検討中の事項でも先に言おう!
- 人は変化に憧れるが、変化する事は嫌う。だからこそ、新築についても緩やかに計画を見せよう。
冬のお風呂とも似ています。
少しずつお風呂の温度を上げていくと、多少熱くても気持ちいいのですが、完全に体が冷え切っている時に熱いお湯を掛けられるととても辛いです。