同じ育て方をしているのに兄弟の性格が違う理由!【自然の偉大さ】

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渋谷 浩一郎

住まいと人の成長は深い関わりがあるのか?そんなことを追求する。住まいとアレルギーやアトピー、学力との関係にも注目している。現在、国内外の子ども達と関わりながら、住まいに関する書籍や冊子などの連載も行っている。要するに住まいのオタクである。

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子育てをしていると、兄弟で比較するのは良くないと知っているけれども、

お兄ちゃんは、冷静で落ち着いているけれども、弟はどうして、落ち着きがないの?とっても社交的なのはいいけれど、もう少し落ち着い欲しいなぁ。二人とも全く同じ育て方をしているのにどうしてこうも違うの?

こんな話は、何度も耳にするものです。

もちろん、「兄弟であっても違う人間なので違って当然!と認める必要がある」と言われますが、なぜ、同じ育て方をしたにも関わらず、大きく異なるのか?

それは、

生命・子孫を守るために全く違う性格になるようにしている

ためだと考えられています。

これがどういうことか、詳しく解説します。

私たちが想像する以上に自然界は大きな視点をもっていると感じてもらえるはずです。

 

生物の進化の考え方を理解すると性格の違いが素晴らしく見えてくる

兄弟の性格の違いは、生物の進化の過程と深い関わりがあると考えられています。

分かりやすい事例を挙げながら解説します。

 

赤っぽいカブトムシと黒っぽいカブトムシの存在

ここでは、カブト虫を例に挙げます。

カブト虫を捕まえたり、飼育したことがある人なら分かると思いますが、同じところで採ったカブト虫でも、

  • 赤みが強いカブト虫
  • 黒みが強いカブト虫

がいることが分かります。

光の加減ではなく明らかに色味が異なるカブト虫は意外とよく見かけます。

光の加減ではなく明らかに色味が異なるカブト虫は意外とよく見かけます。

なぜ、彼らは色を変えているのでしょう?

カブト虫が黒系の色をしているのは、外敵から身を守るためです。

夜行性で主に木にに群がるカブト虫は、黒系の色の方が外敵にやられるリスクは抑えられることは確かでしょう。

ただ、全員が真っ黒であると、その存在に気付かれたときに全滅する恐れがあります。

けれども、「赤みがかったもの」と「黒が強いもの」の二種類あれば、どちらかが生き残る可能性が考えられます。

こうしたことを考えて、カブト虫は、色の違ったものが存在するのではないか?と考えられています。

では、この考え方を人間に適応させるとどうでしょうか。

 

もし兄弟が同じ性格なら生命が危険?!

仮に、お兄ちゃんも弟もとても積極的な性格だったとしましょう。

そして、この兄弟の前に大きな森があるとします。

お兄さん
お兄さん

面白そうな森があるね。

珍しいキノコが生えていたら最高だね。

それに、大物の魚が住んでいる池があるかもしれないね。

男の子
男の子

十分その可能性もありそうだよね。

早く探検に行こうよ!

二人ともとてもポジティブな考え方で、この森に入っていきましたが、この森には、お腹を空かせた熊がたくさん住んでいたのです。

そうなると、お兄さんも男の子も命が危ないわけです。

最悪の場合、二人とも命を落とすことになってしまい、この兄弟の子孫が繁栄するという道は閉ざされてしまいます

ところが、お兄さんはとても積極的であっても、男の子の方が、かなり慎重であればどうでしょうか。

この場合、お兄さんは命を落とすかもしれませんが、男の子は生き残れるかもしれません。

こう考えると、

兄弟であっても性格が大きく異なることは、当然であり、素晴らしい知恵

だということに気付かされます。

 

日常生活を送っている時には、人間は自然とは別という様な見方をすることが多いですが、こうしてみると、人間も自然の一部分だったと実感します。

 

自然の視野の広さを感じる暮らしは豊かな暮らし

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もちろん、全く性格の異なる兄弟であっても、全員が幸せを感じながら、豊かな人生を送って欲しいと親は望むものです。

豊かな人生とは何か?を追求することは難しいことですが、経済的に不安がないこと・人に優しくできる心の余裕・常にいろいろなところから学ぼうとする姿勢…など、どれも大切なことです。

ただ、確かに言えることは多くの先人達が言っている通り、

今起きている現象をどの様に受け止めるかで人生の豊かさは変わる

これは確かなことです。

その受け止め方を私たちは、自然の現象からたくさん学んでいるのではないでしょうか。

 

昔の先人達はとても比喩が上手だった

三好達治の詩に次の様なものがあります。

蟻が
蝶の羽をひいて行く
ああ
ヨットのようだ

なんでもない詩に感じられますが、現代の私たちは、蟻が群がっている風景を見て、しみじみと「〇〇のようだ」と感じることができているでしょうか。

筆者はきっと、この瞬間、自然の力強さとか、不思議さの様なものを感じ、幸せを感じたのではないかなぁと思います。

もちろん、三好達治に限らず、和歌や随筆などを書かれてきた先人達の生き方を見ると、自然と人との距離感が近かったことが伺え、当時の様々な問題も自然の中に答えを求めようとしていたことも見えてきます。

近年は人間の技術力が高まり、多くの問題は技術力で解決しようとしがちですが、三好達治のような視点も持ち合わせていたいと思うのです。

 

こちらのインスタには、お茶の偉大さを投稿しました。

あわせてご覧ください。

 
 
 
 
 
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便利なものに囲まれる暮らしだけでは、満たされることがない

日々、様々な国の子ども達と話をしていると、日本はとても豊かな国で恵まれていると実感できます。

例えば、

  • 治安が非常に良く、子どもだけで外出・買い物にもいける。
  • 食べ物の質は、格段に高く、圧倒的に美味しい。
  • お店の方々の対応は、かなりきめ細やかで気持ちがいい。

ある地域の国の子は、日本で食べたコンビニのパンの美味しさが忘れられないと、何度も話をしてくれます。

「今度日本に行ったら、コンビニのパンを買い占めたい!」とまで言うのです。

その子にとっては、私たちは「夢の楽園」で生活をしています。

にも関わらず、私たちは、まだまだ欲しいものを求めます。

  • もっといい政策を打ち出していかないとダメだろう。
  • もっと安くで販売してして欲しい。
  • もっといいお料理店の食事を楽しみたい。 など

こうした欲求は、誰もがもっています。

だから、社会は進歩するので、欲求があるということは素晴らしいことだと思っています。

ただ、私たちは、「夢のような国で生きているにも関わらず、まだまだ満たされていない」と感じるのは、ものやお金だけでは、十分に満たされ続けることはないということだと思います。

トーマス・ジェファーソンの次の言葉は有名です。

It is neither wealth nor splendor, 
but tranquility and occupation which give happiness.

幸せを与えてくれるのは、富でも豪華さでもなく、穏やかさと仕事である。

 

同じ育て方をしたのに何でこうも違うの?と時にはイラっとすることもあると思いますが、自然の大きな視点で見ると、穏やかな気持ちに私はなります。

私たちは住まいづくりをしていますが、自然が作る空間の心地よさから多くのことを学び、感じとっていただけたらなぁと思っています。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

「兄弟で全く違うのも面白い」と思える様になると、子ども達もより伸び伸びと生活を楽しむようになった気がします。

 

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