古くから京都市内にお住まいのM様。
広い敷地の中にあるご自宅も随分古くなり、「空気がうまい家にフルリノベーションをしたい」ということで、施工させていただきました。
主なご要望は
- 住まいに光が十分に入るようにしたい
- 子ども一緒に生活を楽しめる、会話がたくさんできる住まいにしたい
- 薪ストーブを設置したい
- 広々したキッチンにしたい
この様な内容でした。
大家族で生活をしていた頃の日本の住まいは、部屋数が多く、場所によっては光が差し込みにくいという造りの住まいがとても多いです。
そこで、解体できる部分は思い切って解体をし、間取りもガラッと変えてプランを立てました。
こちらにリノベーションの際に間取りも大きく変更できるという事例を掲載しています。
図面の番号は、下の写真のカメラを向けた場所を表しています。
図面と対応させながら、事例をお楽しみください。
1階の様子
①玄関のドアをあけると…
フルリノベーションが終わり、すでに5年以上もの時が経過しています。
それでも、宅配便などの配達の方は、玄関を開けた瞬間の木の香り・空気に驚かれるようです。
玄関の匂いが気になると玄関に芳香剤を置かれる方も多いですが、空気がうまい家に芳香剤を置く必要はありません。
下駄箱の中でさえも脱臭剤などを置かれる方はいません。
本来、自然は様々なものを分解する力をもっているものです。
②L字形の広いリビング
もともと、複数の部屋として使われていたために間仕切りがありました。
それを思い切って取り去り、さらに吹き抜けにすることで、街中でありながらも十分に明るい空間を作ることができました。
吹き抜けにすると、光熱費が心配…という声もありますが、断熱性がとても高いために、光熱費の心配をする必要もありません。
音響熟成木材®︎の床を少し踏んでみれば、全てを感じるとることができます。
③キッチンも子どもと一緒に使いたい
お子さんと一緒に料理を楽しみたいということで、キッチンの出入りもしやすく、2人入っても窮屈にならないような形にしました。
奥に見える棚がパントリーで、食器・調理道具などを見えないところに収納できます。
④本を誰もが楽しめる家
代々、読書が好きだったご家庭ですから、かなりの量の書籍がありました。
これらの書籍をたっぷりと収納でき、家族の誰もが気軽に手にとってとれる場所はこの様な場所になりました。
2階の様子
通常、2階はそれぞれの個室を作るというイメージがありますが、部屋をできるだけスッキリさせるために、本棚・机は廊下に設けました。
空気がうまい家®︎だからこそ、通常では考えられないような設計も実現可能になります。
⑤廊下で勉強をする家?
廊下で勉強をすると言っても、写真の通り間仕切りがあります。
こうすることで、家族全員の気配が家中に伝わり、コミュニケーションをより豊かにすることが可能になります。
オープンなスペースだけど、オープンじゃない空間…そんな風に見ていただけると嬉しいです。
⑥もちろん一人になれる場所も
家族とのコミュニケーションも大切ですが、一人の時間って誰もが大切にしたいものです。
当然、一人になれる空間も十分確保できるようにプランしました。
冬になると薪ストーブのある家っていいなぁ…と思います。
なぜ、廊下で勉強をする様な空間を作ることができるのか?
空気がうまい家®︎の断熱性は、驚くほど高いためです。
こちらに断熱について紹介していますので、ご覧ください。
