大工は作業員ではない!仕事のやりがいは気遣いをすること!

家づくりに関る人
渋谷 浩一郎

住まいと人の成長は深い関わりがあるのか?そんなことを追求する元小学校教諭。住まいとアレルギーやアトピー、学力との関係にも注目している。現在、国内外の子ども達と関わりながら、住まいに関する書籍や冊子などの連載も行っている。要するに住まいのオタクである。

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新築やリフォーム・リノベーションを行う時、現場で仕事をする人と言えば…

真っ先に大工さんを思い浮かべる事だろうと思います。

2018年11月現在、空気がうまい家®の新築を(株)ハウス工房は行っています。

そこで、空気がうまい家®の施工に10年以上も関わっていらっしゃる、藤田正行さんに一般的な住まいを建てる時と空気がうまい家®を建てる時の違いはあるのか?話を伺いました。

大工さんの視点から見ても、一般的な住宅の施工と大きく異なる点があったのです。

その違いとは?

ちょっとした気遣いができるかどうかという事と施工する際の装備が異なるという点だったのです。

 

大工さんってどんな仕事をするのでしょうか?

もちろん、多くの人がイメージする通り、柱を建てたり、壁面を作ったりする事も仕事の一部です。

ざっくりと全体の流れを言うとこの様な感じです。

  1. 柱などを建てて骨組みを作る
  2. 屋根の下地を作る
  3. サッシを取り付ける
  4. 外壁の下地を作る
  5. 床の下地を作る
  6. 天井の下地を作る
  7. 内壁の下地を作る
  8. 床材を貼る
  9. 壁面の下地を貼る

これまでは、図面を見ながらミリ単位で、木材をカットしながら作業を進める現場が多かったけどね。
近年では、工場であらかじめ出来上がったものが運ばれてくるケースもありますから、簡単な取り付け作業だけで終わってしまう現場も結構多いものです。

早く施工を終わらせて、次々と建てていく事で利益を出されている会社もありますから、それは仕方がないことですが、大工と言うより作業員って感じの働き方になってしまいます。

 

一般的な住まいと空気がうまい家を建てる時の違いはありますか?

一般的な住まいと空気がうまい家®の施工は全く別ものだと思っています。

ちょっとした気遣いを楽しめる現場が空気がうまい家®です。

先に触れた様に、大工は図面に基づいてミリ単位の仕事をして行きます。

この部分だけを見ると、「言われた事だけをその通りにする」と言う印象があるかもしれませんが、本当はそうではありません。

そもそも、大工になりたいと言う人はどんな人が多いのか?

  • 親父が大工をしていて格好良かった
  • とにかく自分で作ったものを使ってくれる事が嬉しい
  • いつか自分の家を自分で建てたい

この時代に大工になろう!って人の多くはモノづくりに対して熱い想いのある人が多いです。

ですから、ミリ単位の仕事をしながらも、ちょっとした工夫ができないだろうか?なんてチャンスを狙っている訳です。

空気がうまい家®の施工にはそんな面白い工夫をするチャンスがたくさんあります。

例えば、この写真の様にハリの下に板をつけるだけでも雰囲気が変わります。

階段の角を落とすのか、敢えてシャープな感じがいいのか?

自分たちが建てる住まいで生活をされるご家族の事を考えて、こんなところを考えるのがとても楽しいのです。

ちょっとした気配りの様なものを思いついて、提案してみた事に対して「いいね!」なんて言われる事が仕事の楽しみなのです。

 

空気がうまい家®の現場に近づいたらいい香りがしてきます。

施工が始まると、もちろんたくさんの音響熟成木材が現場に送られてきます。

これが、すごいいい香りなのです。

 

通常の施工現場って、不思議な化学的な匂いがします。

ですから、一般的な住まいやマンションを施工する際には、現場に入る前からマスクを着用します。

私の兄も大工ですが、兄は何かのアレルギーをもっているのでしょうね。

一般的な住まいの施工をすると鼻水や涙が出て辛いと言っています。

そんな状況ですから、兄も現場に入る前からマスクを着用しています。

ところが、空気がうまい家®の現場では、私もできるだけマスクをしたくないんです。

もちろん、木材をカットする時に粉塵が出ますから、必要に応じてマスクを着用する事はありますが、あまりにもいい香りなので、マスクを着用するのがもったいない!って感覚になります。

で、空気がうまい家®の現場の仕事が終わる頃にちょっと寂しい気持ちになるんです。

何もなかったところに、新しく空気がうまい家®が出来上がった事は嬉しいのですが、もうちょっとゆっくりこの現場で仕事をしたいなぁなんて思うんですよね。

 

これからどんな住まいを建てて行きたいですか?

もちろん、空気がうまい家®をたくさん建てたいなぁって思います。

自分が施工をしていて楽しいのはもちろんですが、実は空気がうまい家®って大工の業界を変えるものになるんじゃないかなぁって思うんです。

 

近年では、大工もマシーン化している様な気がするんです。

マンションの建築現場を見ればよく分かると思いますけどね、相当な部屋数がある巨大なものもあっと言う間に施工が完了してしまいます。

なぜ、そんな事が可能なのか?

ある程度、規格化され、部分的に出来上がったものがどんどん現場に搬入されてくるんです。

で、最初に言った通り、早く施工を完了させる事が求められるから、相当厳しいスケジュールで行動が管理されてしまうんです。

そうなると、言われた事をさっさとこなす事しかできません。

ここで生活をする人はどんな風に生活をするのだろう?なんてイメージをしている場合ではありませんから、ふとした瞬間に「俺はなんで大工をやっているんだ?」なんて感じてしまうんです。

「俺は機械じゃねーぞ!」なんて言う気持ちになってしまうんです。

 

大工が楽しく作った家が増えれば、楽しく生活をする家族が増えるんです。

空気がうまい家 施工 京都府 ハウス工房

空気がうまい家 施工 京都府 ハウス工房

大工になろうって言う人の中で、機械の様な働き方をしたいと言う人はほとんどいません。

反対に、ちょっとしたところに自分らしいアイディアが取り入られた家は、何年経っても忘れられない家になる訳です。

こんな気持ちで仕事ができる大工が増えるといいなぁ…って思うんです。

時々「お前はバカか?」って言う人もいますが、私はこんな風に思っています。

大工が楽しく建てた住まいで生活する家族は、楽しい家族になる!

別にこれには科学的な根拠もないし、ただ大げさに言っているだけやろ!って思う人もいると思いますが、違いは一目瞭然です。

一瞬で建設されたマンションのモデルルームに行った後に、空気がうまい家®をみたらいいんです。

もし、この違いが肌で感じられない…やっぱり大げさに言っているだけや!って思うのであれば、空気がうまい家®に住むのはもったいないと思います。

私はまだそんな方に出会った事はありませんけどね。

 

「ここはこうした方がいいじゃない?」

「でも、こんな風にしても面白いかもしれんなぁ」

そんな事を、真剣に言い合いながら家を建てる…。

施工に多少時間はかかるかもしれないけど、そうした現場が増えるきっかけとなるのが、空気がうまい家®じゃないかなぁって思うんです。

 

渋谷 浩一郎

住まいと人の成長は深い関わりがあるのか?そんなことを追求する元小学校教諭。住まいとアレルギーやアトピー、学力との関係にも注目している。現在、国内外の子ども達と関わりながら、住まいに関する書籍や冊子などの連載も行っている。要するに住まいのオタクである。

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