アレルギー・アトピーをちゃんと考える
〜頑張り続けるのは大変だから〜

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アトピー性皮膚炎やアレルギーについて、いろいろ書いてきましたが、

要するに「生活と深い関わりがある」ことは確かにいえそうです。

アトピー性皮膚炎は、「肌のバリア機能が弱い」ってことだけど、

なぜ、バリア機能が弱くなってきているのか?って考えると、

やっぱり生活から

「なじんできたもの」が減ってきたことが大きく関わっている気がします。

 

じゃあ、この問題を解決するには、

昔の人のように、自分で田畑を耕し、鶏や牛を飼育して暮らし、

デジタル機器を手放さないといけないのか?ってことになりそうです。

田舎町に古民家でも購入して、

そんな暮らしができればいいのかもしれませんが、

それはあまりにも非現実的です。

そこで、

誰もが簡単にいつでも「なじんできたもの」に触れられる生活

山本たか子さんに教えていただきました。

 

山本たか子さんは、

自分自身の肩こり・頭痛が酷く、それをきっかけに身体について学び、

書籍「やわらかせなか(ポプラ社)」を出版。

京都で、肩こりを本気で治したい人のためのお店「京都やわらかせなか」を運営。

「肩こり・頭痛」も「アレルギーやアトピー」と同じように、

生活と深い関わりがあるそうですから、何かヒントはないものか?ということで、

誰もができる生活の工夫を聞いてきました。

 

私もそうだから分かりますが、誰もがつい忘れてしまうんです。

妊婦の方とお話をすると、いろいろなことに気遣われていることが分かります。

やっぱりコーヒーは飲まない方がいいとか、

お茶よりも白湯の方がいいかなぁ…

と悩まれる方もいます。

もちろん、食べ物にだって気を遣われます。

さらに、勉強熱心な方は、

キッチンのIHの電磁波も対策しないと…という事で、

電磁波を妨ぐエプロンの様なものを購入されます。

 

そこまで、頑張れるのはなぜ?

もちろん、お腹の中にいる赤ちゃんが元気に生まれてくるため。

 

だけど、元気な赤ちゃんが生まれ、母乳育児の期間も過ぎると、

これまで頑張ってきたことをつい、忘れてしまうものです。

お仕事に復帰されたとなると益々忙しくなるし、

食事の質を考える余地もだんだん小さくなっていってしまいます。

 

ところが有難いことに、お母さんがどれだけ忙しくしていても、

食事が食べられるように、便利なものがスーパーに行けば売られています。

ちゃんと手作りのもを作ってあげたいけれど、時間ないし…

なんて思いながら次第に「これまでなじんできた食事」から「新しい現代的な食事」

変化していくのでしょう。

でも、そうなるのは仕方ないことだと思います。

仕事でクタクタな日だってありますから。

 

帰り際に急に対応しなくてはいけない仕事が入ってくることもあります。

そんな厳しい時に、

食事にこだわることは大切だからと言って、

イライラしながら手作りのお料理をするより、

たとえ、現代的な便利な食事でも、

機嫌よく、感謝しながら食事を食べた方が私はいいと思っています。

 

ただ、そんな忙しい状況であっても、

簡単に誰もが「なじんできたもの」に触れられるってことは

覚えておいて欲しいと思います。

 

便利な食事にも大抵調味料は付け足すじゃないですか!

閉店間際のスーパーに行くと、お惣菜が半額などで売られています。

もちろん、私もお惣菜を買って帰ることもあります。

インスタント的な食品を食べることもありますが、

大抵の場合、塩や醤油などの調味料は食べる時に使うことってよくあると思います。

だから私は、調味料にこだわることにしたのです。

主な調味料は少々高くても「昔ながらのもの」

つまり私たちが「なじんできたもの」を選ぶ様にしています。

 

そうすると、

例えば、冷凍食品のポテトフライを食べるにしても、

塩は昔から「なじんできたもの」を使いますから、

身体を喜ばせてあげられるかなぁって思うんです。

私も以前は、ハードなデスクワークをしていましたから分かりますが、

休日に少し山を歩いたりするだけで、

心や身体がホッとする感覚が得られました。

そんな役割を「塩」が果たしてくれていると思うんです。

昔ながらの製法で作られた塩は、美味しいものです。

少し苦味があったり、甘みもあったりして…それこそ海の香りがする感じがします。

例えば、この様な塩を私は使っています。

https://amzn.to/2HnVBCW

 

面白いのは、この様な塩を普段から使っていると、

一般的な化学的な塩の味があまりにも単調だと分かってくることです。

以前の主人は、ポテトチップスの様なお菓子を良く食べていましたが、

最近はなんだか「好みじゃないんだ…」って言う様になりました。

大人になるにつれて、コーヒーやお酒の味が分かってくるのと同じように、

本当は少し複雑な自然の味が好きなんだと思います。

 

大切なのは、脇役とどう付き合うのか?ってことだと思います

身体にとって最高の条件で生活をしようとすると、生活の全てを変える必要があります。

それは理想的なのかもしれませんが、全く現実的ではありません。

だからこそ、脇役に注目する事が大切だと思うんです。

先ほどの話で言えば「塩」。

私の場合は、調味料をこだわる様にしていますが、

服だけはこだわるようにするっていうのも面白いし、

敢えて、車やバイクをもたないようにしているって方もいました。

もちろん、家の素材にこだわるっていうのもいいなぁと思います。

 

要するに、

特別意識しなくても、これまで人が「なじんできた」自然のものに触れられる場を

意図的に設けるってことが大切なんだと思います。

 

肩こりや頭痛だって全く同じです。

無理にトレーニングをしたり、

マッサージをしてもなかなか根本的な改善にはいたりません。

日々の動作の中の脇役を探して、

人が本来してきた姿勢や動きを意識するだけでいいんです。

 

空気がうまい家®︎で身体も心もリラックスして、

人が本来「なじんできたもの」に触れる時間を大切にしながら、

肩こりや頭痛の勉強会なんかができる日を楽しみにしています。


 

確かに、調味料を「なじんできたもの」にするとか、

自分で作っておくと、生活のどこかにホッとする瞬間を設けることができそうです。

アトピー性皮膚炎やアレルギー反応の有無に関わらず、

今、私たちが大切にしないといけないものが見えてきたような気がします。

 

次回は、「ペットは命をかけて語る」をテーマにして

「なじんできたもの」について薬剤師の藤本敦子さんにお話を伺います。

【無垢材にしたい理由】犬の後ろ足がおかしい原因と床材の関係
近年はペットもアトピーになってしまうことがあります。お話を伺った薬剤師さんは、「ペットの体を見ながら私たちが考えるべきことがある」と言われました。ペットから私たちは何を考えないといけないのでしょうか。

 

アレルギー・アトピーをちゃんと考えるの

本当は、自分も子どもにも
もっと自然に触れながら生きて欲しい。
そんな願いをもった方と仲間になれたら嬉しいです。
私たちは小さな工務店ですが、
施工する・しないよりも、
「自然を見る」大切さを伝えていきたいのです。

友達にちょっとおしゃべりをするかのように
ブログの感想やあなたの考えをお聞かせください。

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