スマホ脳が記憶力に影響?脳の疲労の原因と今からできる対策

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渋谷 浩一郎

住まいと人の成長は深い関わりがあるのか?そんなことを追求する。住まいとアレルギーやアトピー、学力との関係にも注目している。現在、国内外の子ども達と関わりながら、住まいに関する書籍や冊子などの連載も行っている。要するに住まいのオタクである。

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中高生の子ども達と話をしていると、「俺、全然記憶力がないねん」なんていう話が出てくることがあります。

確かに、英単語を覚えようと思って一度、書いただけで覚えられたらどんなに便利か…あなたもそんなことを感じたことがあるはずです。

覚えるためには、こんなことまでされる方もいらっしゃいますが、気持ちは十分にわかります。

誰もが、覚えないといけないことを様々な工夫をして覚えようとしているのに、なかなか覚えられない。

もちろん、興味がある・ないにも左右される部分も多いですが、年々、中高生という若さがあっても覚えることを苦手としている子どもが増えてきている様に感じます。

そこで、

  • なかなか新しいことが覚えられない…と思われる一つの要因。
  • この要因となる問題を解決するためにできること。

を紹介します。

 

新しいことが覚えられない要因は、脳が疲労しているから

最近のあなたの生活を振り返ってみてください。

何もせず、ボーっと外の景色を眺めたり、のんびりと散歩をする様な時間が確保できているでしょうか。

物忘れも多くなってしまう原因は脳の過労?

長距離を走ったり、重たいものを運んだりすると身体がくたくたになります。

こうした活動をした後に、さらに遠泳をしろ!なんて言われても、かなり厳しいものがあります。

どうやら、脳も同じように疲労するようですから、適度に休息をとらないと情報が整理できずに混乱してしまうそうです。

脳神経外科医の奥村歩先生は、次のように言われています。

情報化社会の影響で、インプットが過剰になり、脳が消化不良を起こしたような状態になると、感情に関わるセロトニンや、記憶に関わるアセチルコリンなどの神経伝達物質の動きが低下します。

 

じゃあ、スマホに触れていると脳が疲労してしまうのか?

情報化社会ですから、どこに居ても簡単に素晴らしい情報を手に入れることができます。

とても快適なことですが、より多くの情報を手に入れようと多くの人が懸命になっているようにも見えます。

もちろん、スマホは息抜きの楽しみとして利用しているという方も多いと思いますが、果たして脳は休息できているのでしょうか。

これは、NHKクローズアップ現代で放映された画像で、青くなっている部分は血流が減って、脳の機能が低下している部分です。

あなたも感覚的にスマホがあることで「疲れたなぁ〜」と感じることって時々あるのではないでしょうか。

 

脳を休ませるために今からでもできること

ただ、ひたすらボーっとした時間を過ごす

現代の私たちは、睡眠の時間以外は、とても忙しく過ごしています。

今日は大してすることもないからのんびり散歩でもしようか…という時間がなかなか確保できないのが現状だと思います。

と、いうことは、意図的にこうした時間を作る工夫をする必要があります。

例えば

  • 駅に行くまでの道中は何も考えずにのんびり歩く
  • 電車の中ではスマホを触らず、外の風景を楽しむ
  • お風呂の時間は長めにして、ゆっくりと過ごす

こんなことを意識しないと、ボーッとする時間は確保しにくい社会になってきているように感じます。

蛇足ですが、私たちは工務店ですから新築・リフォームの際にテレビが見れる浴室を希望される方に出会うことがあります。ところが、脳を休めるということをとても大切にしたいので、できるだけシンプルな浴室をオススメするようにしています。

 

利害関係を一切無視して人と会う

大人になるほど、忙しさを増し、「わざわざ直接人に会わなくても多くの要件を済ますことができるではないか!」と考える方も多いでしょう。

この時点で、脳は損得を一生懸命考えているということも分かるはずです。

ビジネスも上下関係も一切関係なく人と会う時間はとても楽しいものです。

その証拠に、小学校低学年くらいの子どもは、大勢の子どもがいる場であれば放っておいても大抵の場合、一緒に遊び出すものです。

つまり、私たちは本来、利害関係のない人付き合いが大好きな生き物なのです。

 

もし、あなたが朝から夕方まで、誰とも会うことなく黙々と事務仕事をしていたらどんな気分になるでしょう。

きっと、気の合う友達と他愛のないおしゃべりでもしたい…とそう思うのではないでしょうか。

 

1日たったの20分、自然と触れ合うだけでストレスが軽減される

ミシガン大学のMaryCarol Hunter博士の研究によると、「1日たったの20分、自然と触れ合うだけで、ストレスが大きく軽減される」というものです。

ストレスを感じるホルモンのコルチゾールを減少させるのに最も効果的なものは、自然の中で20〜30分過ごすことだそうです。

実際に実験では、SNSやインターネットの閲覧、読書は行わないルールが設けられ、調査が行われ、上記のような結果が明らかとなりました。

また、デンマークの調査では、屋外で自然とふれ合う時間が長かった人ほど、大人になってからの幸福度や健康度が高いということも明らかになっています。

ストレスと脳の疲労…少しニュアンスは異なるように感じますが、重複する部分もたくさんあるように感じます。

 

このような視点で、今一度、私たちの暮らしを見てみるとどうでしょうか。

ゆっくりと自然とに触れる時間、実際はなかなか確保できていないという方が多い様に感じます。

少し前の日本の家屋は、外と室内との境目が緩く、忙しい日々を過ごしていたにも関わらず、生活をしながらも「自然に触れる」ことができていたのだと思います。

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