自然素材の家がいいって言われますが、結局のところ何が良いのですか?

住まいと健康
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北村美千代

数々の店舗、住まい、文化財の新築・修繕のプランを行う。自由度が低く、制限があればあるほど建物のプランを考えるのが楽しくなってくるという習性がある。プランを考えている時間が至福の時間。

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近年は、住宅も多様化されてきました。

ローコスト住宅・無添加住宅・自然素材の家・ハイブリッド住宅…

いろいろ有りすぎて、「結局何がいいのか分からない」なんて思われた方も多いことでしょう。

私たちも「空気がうまい家®」を施工していると、「結局のところ何がいいんですか?」という質問も受けることがありますので、その辺りを詳しく見ていきましょう。

 

一般に自然素材の家や無添加住宅という言葉がありますが、どういう意味ですか?

空気がうまい家 施工 ハウス工房

無添加とか自然素材とか、食品の業界で使われる言葉が住宅の業界に使われるようになってきました。

また、最近では、オーガニックやボタニカルなどという言葉も巷ではよく使われるようになってきました。

ですから、数年後にはボタニカル住宅なんて言葉も当然の社会になっているのかも知れません。

 

自然素材の家とは

この基準をクリアしたから「自然素材の家」というような基準はありません。

一般に、仕上げの素材に無垢の木や珪藻土など自然の素材を使った家のことを指します。部分的にビニルクロスなどが使用されていても、概ね自然素材で仕上げられた住まいは「自然素材の家」と呼ばれます。

仕上げの素材に一部ビニールクロスを使っていたとしても、ほとんどの部分に自然素材を採用していれば「自然素材の家」と言えるでしょう。

 

丁寧に見ておきたいのは「自然」という部分です。

例えば輸入された無垢材というものがあります。

無垢材とは言え、輸入されたものですから薬品で消毒・殺菌などを行うことが義務付けられています。

これは、海外からの害虫が日本に侵入することを防ぐ意味でもとても重要な役割を果たしています。

ただ、この木材を「自然」と捉えるのか「人工」と捉えるのか…。

ここは、それぞれ解釈が異なるのです。

私たち「空気がうまい家®」を施工する者は輸入木材を「人工」と捉えています。

そもそも無垢材とは?フローリング販売店の営業マンも知らなかった真実
無垢材とは?様々なところで何となく使われている言葉ですが、建築の業界内でも様々な解釈がされています。この違いによって健康などにも大きく影響する場合があります。実際の体験を交えながら解説しました。

 

実は、無添加住宅とは会社の名前です。

無添加住宅を住まいのカテゴリーの様な捉えかたをされていた方も多いと思いますが、「株式会社無添加住宅」という会社があります。

社名からも分かる様に、「身体によくないものは使わない」が理念として挙げられています。

 

では、空気がうまい家とは?

空気がうまい家 施工 ラムハウジング

空気がうまい家®は株式会社カイケンコーポレーションの建材を用いて建てられた住まい・店舗のことを言います。

幻の漆喰、音響熟成木材、清活畳をバランスよく、そしてふんだんに使用した住宅です。

年数が経過するほど住まいに味わいが出て、何よも室内に入ってきた様々な化学物質も分解してしまうという住まい。

実際、幻の漆喰を塗った瓶の中に、アンモニアを注入しても数分で臭いはほとんどなくなります。

嘘の様な話ですが、これなら簡単に試すことができますから、機会があれば実際に体感して欲しいと思っています。

幻の漆喰の分解能力 カイケンコーポレーション

 

健康住宅・自然素材の家が一般に広まった理由とは?

1990年代に「シックハウス症候群」という言葉が盛んに使われる様になりました。

シックハウスとは、建物に使われている材料や家具などから発生する化学物質やカビやダニなどによる健康障害のことを言います。

めまい・吐き気・皮膚がカサカサになる・涙が出るなどといった様々な症状を訴える人が社会的にもたくさん見られる様になってしまいました。

 

そこで、建築基準法による対策も行われました。

具体的には、

  • ホルムアルデヒドが含まれる建材の規制
  • 換気設備の規制
  • シロアリの駆除などに用いられていたクロルピリホスの使用の禁止

こうした社会的な動きがあったために、健康住宅・自然素材の家といったものが一般に広まって行きました。

通常、建物と健康は無関係の様に思われがちですが、こうした背景を知ると建物は私たちの健康にも大きな影響を与えるということが分かります。

 

健康住宅・自然素材の家のデメリット

ところが、健康住宅や自然素材の家には、一般にデメリットもあるという声を耳にします。

  • 無垢材は傷がつきやすいし、水に弱い。
  • 濡れたままにしておくと、無垢材は反ってくる。
  • 珪藻土や漆喰は、傷がつきやすいし、汚れが染み込んでしまったらどうすることもできない。

「通常の住まいと比べコストが高くつくのに、こうしたことを気遣いながら生活するのは辛い」ということです。

また、これらの自然素材のメンテナンスは、

「無垢材は乾いた布で拭き、汚れた場合には硬く絞った雑巾で拭く」などと言われます。

注意事項として「水を多く含んだ雑巾やモップを使用することは厳禁です!」などと言われることさえあります。

そうなってくると、なんだかせっかくの健康住宅・自然素材の家なのに息苦しさの様なものを感じてしまいます。

そして、こうした注意書きやメンテナンス方法が書かれたものを私たち空気がうまい®を施工している者が見ると「本当に自然素材なの?」なんて思ってしまうのです。

その理由についてさらにみて行きましょう。

 

本当の自然を眺めると上記のデメリットがないことに気づくはずです。

切り口に違和感を感じるでしょうか。

山に生えている木々を思い浮かべてください。

都会に住んでいて、最近山にも行ってないなぁという方は公園や街路樹などを思い浮かべても構いません。

その辺りに生えている木は水に弱いでしょうか?

もちろん、木は樹皮に覆われていますが、ほとんどの木に傷はあるものです。

雨が降るとその傷がある部分から木に水が染み込んでいきます。

また、大きな木を切り倒したことがある方なら分かると思いますが、木の幹の内部は相当な量の水を含んでいるのです。

常に木はびしょ濡れの状態なのですが、反り返っていくでしょうか。

 

また、傷についても同様です。

庭木の剪定などをしても、剪定したばかりは傷口が目立ちます。

ところが数週間もするとどうでしょうか。

傷口がだんだんと目立たなくなっていきます。

こうした能力があるからこそ、木は今もなお生き続けているのです。

もちろん、こうした能力は木に限った話ではありません。

人間も動物もその辺りの雑草も…。

 

こうした話をしていると、「そりゃ当たり前でしょ。生きているのだから…」と思ったはずです。

ところが、木の様に切断しても腐敗することなく、まるで蘇ったかの様になるものを私たちは身近に知っているのです。

「干し椎茸」や「切り干し大根」などはその代表でしょう。

水につけるとまさに今、収穫した直後かの様な質感に戻ります。

 

私たち空気がうまい家®で扱っている音響熟成木材という無垢材は、「干し椎茸」や「切り干し大根」のようなものなのです。

確かに、生えている状態から切断されたものですが、限りなく自然に近い状態で建材にしているために、たっぷりの水で拭いても問題ないのです。

何かの衝撃で床材が凹んでしまった場合には、たっぷりの水を含ませてください。

そうすると元に戻りますから。

こうお伝えしています。

反対に自然界に存在しないワックスや洗剤は使用禁止です。

では、「水を多く含んだ雑巾やモップを使用することは厳禁です!」という床材は何か?

私は不自然さを感じるのです。

 

こうして見ていくと、どの程度自然に近いか?ということは重要なポイントとなりますが、自然に近ければ近いほど、あるがままに生活をしていいということが感じられるのではないでしょうか。

 

健康や安全も重要ですが、それ以外にも重要なことがあるのです!

健康住宅や自然素材の家が社会的に広まっていった要因は、健康問題でした。

ところが、空気がうまい家®のようにとことん自然な建材の住まいで生活をしていくと、日々自然の偉大さを痛感することができるのです。

ここでは「干し椎茸」や「切り干し大根」を例に挙げましたが、こうしたことを肌身で感じながら生活ができる子どもは幸せだなぁと思うのです。

空気がうまい家®でもちろん健康的に生活をされるご家族が増えていくことも嬉しいことなのですが、体で自然の面白さや不思議を感じるご家族が増えていくことも私たちの願いなのです。

そうなった時に「自然を大切にしよう!」とか「エコライフ」などと言った言葉に深みが出てくるのはずだと信じています。

健康や快適さが感じられると同時に、自然の営みを次の世代に伝えられることも大きなメリットなのです。

 

電車に乗るとスマホに夢中になっている人が8割を超えているように感じます。

だからこそ、誰かが自然の営みを伝えていくこともとても重要だと私たちは考えています。

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