コンビニアイスコーヒーの量が少ない理由【疑問から大きな発見】

【読み物】自然の営み
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渋谷 浩一郎

住まいと人の成長は深い関わりがあるのか?そんなことを追求する。住まいとアレルギーやアトピー、学力との関係にも注目している。現在、国内外の子ども達と関わりながら、住まいに関する書籍や冊子などの連載も行っている。要するに住まいのオタクである。

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先日、コンビニでカップのアイスコーヒーを買いました。

ところが、間違ってHOTのボタンを押してしまいました。

カップからはコーヒーが溢れそうになると同時に恥ずかしい様な感覚もありました。

で、ふとこんな疑問が湧いてきました。

なぜ、アイスコーヒーは量が少ないのだろう?

 

氷が入っているために、その分濃くないと美味しくないという考えも分かりますが、美味しいホットコーヒーを冷やしてもいいのではないか?とも考えられます。

けれども、一般的に、

美味しいホットコーヒーを冷やしてアイスコーヒーにすることはありません

 

それは、なぜか?

人の味覚と口にするものの温度と深い関係があるから

です。

この関係性がはっきりと見えた時に、やっぱり人間や自然は、偉大だと感じました

だから、味覚と温度の関係を解説します。

 

本記事の内容はこちらの動画でもご覧いただけます。

 

基本的に冷たいものの味は感じにくい体になっている

私たちは、冷たいものを食べても味をしっかり感じることができません

反対に、

口の中に入れるものの温度が高くなると、味を感じやすくなる傾向が強まります

だから、アイスクリームは美味しいけれども、溶けてしまったアイスクリームは甘過ぎて食べづらく感じます。

あなたもこんな話をどこかで一度は聞いたことがあるはずです。

と、いうことで

美味しいホットコーヒーをガンガンに冷やしても美味しいアイスコーヒーにはなりません。

ホットの時に美味しく感じられても、アイスにすると味が感じられにくくなるために、何か物足りなさを感じてしまうからです。

だから、アイスコーヒーは、濃いめに抽出されるのです。

ここまでは、ありきたりの解説かもしれません。

が、さらに深くみていくと、人間って素晴らしいなぁと感じることができます

 

なぜ、冷たいものの味は感じにくくなっているのか?

人が感じることのできる味覚は、五種類。

  • 甘み
  • 酸味
  • 塩味(えんみ)
  • 苦味
  • うまみ

このうち、ここでは甘みと塩味について詳しく解説します。

 

甘み・塩味・うまみが多くの人に好まれる理由

結論:生きていくために必要なものだから。

甘み・塩味・うまみはそれぞれ次の様な役割を果たしています。

食べ過ぎはよくないにしても、全く食べないと生きていくことはできません。

甘みエネルギー源となる

体を動かす・臓器を動かすためにエネルギーは絶対に必要

塩味良質の塩には多くのミネラルが含まれている

ミネラルは体の機能を調整する働きがあるために必要

うまみうまみの代表成分は、グルタミン酸(アミノ酸の一種)

アミノ酸はタンパク質のもととなる

これらの味が、大嫌い!という状態だと多くの人が命の危険に晒されてしまいます。

人類の生命を繋いでいくためにも、この3種類は好きである必要があったのです。

苦味や酸味も重要じゃないか?
という疑問がありますが、これについては後日別記事を掲載して解説します。

 

冷たくなると人が甘みを感じにくくなる理由

人類の歴史は、基本的に飢餓との戦いです。

およそ500万年ほどの歴史があると言われていますが、現代ほど食べ物が豊かだったことはありません。

歴史のほとんどが、食糧不足または、食糧不足気味の状態でした。

この厳しい状況を乗り越えるには、

食べ物があるうちにガッツリ食べておこう!

という能力も必要なのです。

だからと言って、冷たいものを大量に摂取すると、お腹を壊してしまいます。

また、内臓が冷やされてしまい、機能が低下してしまいます。

エネルギー確保も重要だけど、冷たいものを摂取し過ぎても良くない。

だから

私たちは冷たいものの甘みは感じにくいようにできているのです。

 

ちなみに、甘さを最も強く感じる温度は37度付近。

甘みと生命との関係をみると、

食べ物の温度が37度で最も甘みを強く感じる理由ももうお分かりだと思います。

 

ここまで甘みについて解説してきましたが、塩味についても解説します。

 

冷たくなると塩味を感じにくくなる理由

お味噌汁をイメージしてみましょう。

暖かいお味噌汁は、美味しそうですが、冷たいお味噌汁は美味しそうに思えません。

塩味も温度が下がると感じにくくなる傾向が強くなります。

この理由も生命と関わりがあります。

 

夏、私たちはたくさんの汗をかきます。

そして、汗とともに塩分が出てしまうために、塩分を摂取する必要が出てきます。

ということは、暑い時に、塩味を感じた方が摂取しやすいということになります。

 

反対に、冬は汗をかく量が減少します。

つまり、塩分を多く摂取する必要がないために、寒い時(冷たい時)には、塩味を感じる必要がありません。

夏にたくさん汗をかいても、実際には数グラム程度しか塩分は体外に出ません。
ところが、昔、特に山間部で暮らす人にとっては塩はかなり貴重だったために、少量でも確実に摂取するように味覚が作られたのではないか?
とも言われています。
狩猟をされる方は、現代でも餌に塩を混ぜることが多いです。
山の動物にとって「塩」は相当貴重なもなのです。

 

こうして、人というものを見ると改めて凄いつくりになっているなぁと感じます。

こうした視点に、流行り廃れはありませんから、大切にしたいと思います。

今回、甘み・塩味をメインに紹介しました。
こちらの記事では「苦味」について紹介しています。
食べ物の好き嫌いを激減させるヒント【本能が感じる苦味を理解する】

 

技術が注目されやすい社会だから自然を見る

空気がうまい家

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現代は、凄い勢いで様々な技術が開発されています。

つい数年前までは「自動運転」が夢物語だったような気がしますが、今では、ほぼ現実化してきています。

この様な新しい技術というのは、どんなメリットがあるのかもとても分かりやすく、注目を浴びやすいです。

が、やっぱり時代と共に大きく変化していきます。

もちろん、変化することも大切です。

 

ところが、その一方で、

人の性質(今日は味覚について紹介しました)は、どんな時代においても大きく変わらない部分もあるということ忘れたくありません。

先日も我が家に来られた方は、

「初めて来たけど、懐かしい感じがするなぁ…」と言われていました。

人は、自然と長く一緒に生きてきたためにそう感じられたのかもしれません。

 

コロナでオンライン化が大きく進みました。

オンライン化の良い部分もたくさんありますが、素晴らしい技術と上手に付き合うことの大切さを家づくりを通して伝えたいものです。

 

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