【子育てに向いてないという方へ】苦手意識を0にするヒントは酒の席

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渋谷 浩一郎

住まいと人の成長は深い関わりがあるのか?そんなことを追求する。住まいとアレルギーやアトピー、学力との関係にも注目している。現在、国内外の子ども達と関わりながら、住まいに関する書籍や冊子などの連載も行っている。要するに住まいのオタクである。

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教育の現場にいた頃は、

先生、やっぱり私、子育てに向いてないですよね。何をどうしたらいいか分かりません。

などという話は何度も聞いてきました。

今回は、根性論とか自己啓発的な話を一切なしにして、この問題を解決する方法を紹介します。

解決の方針の以下の簡単な話です。

なぜ、多くの人はお酒(ビール・ワイン等も含む)が好きになるか?を真面目に考えた時に、子育てで重要な点が明確に分かる。
 

ちなみに私自身は全くお酒を飲むことができませんから、その立場からこの話について真剣に考えると、重要なことがより明確になります。

 

なぜ、ビールやお酒を好きになる人が多いのか不思議

あなたも子どもだった頃を思い出してみましょう。

お正月などに、大人が集まりビールやお酒を呑んで楽しそうにしています。

そんなに美味しいのかなぁ…?と思って、少し匂いを嗅いでみたり、舐めて見ると

「おぉーー、苦い・臭い、なんじゃこりゃ」

と感じたはずです。

「こんなものを飲むくらいなら、ジュースの方がよっぽど美味しいじゃないか!」

というのが正直なところ。

 

もちろん、私も子どもの頃、そう感じたものです。

けれども、成人を迎え、同級生達と久しぶりに居酒屋に集まったりすると、

「とりあえずビール!」

なんて声が当たり前のように挙がるわけです。

そして、お酒が呑めない数名の者に

「呑めへんのか?そりゃ仕方がないけど人生の楽しみ半減やなぁ」

などと言い出すのです。

つい1年・2年前には、ジュースを飲んで、「美味い!」と言っていた人が、あの苦くて、臭いビールやお酒を好むように変化するのです。

ということは、もう少し視点を広げると

  • 人は好きではないものでも好きになる可能性が十分にある。
  • 人は考え方もどんどん変化する可能性が十分にある。

ということが言えそうです。

なぜ、ここまで、人は大きく変化することができるのか?この答えが分かれば、教育にも活かせると思って、私が担任した生徒には、お酒のイメージをよく聞いたものです。

 

子どもの視点からみたビールやお酒のイメージ

お酒の席はめちゃくちゃ楽しい席

子どもの視点から、大人が飲むビールやお酒のイメージはこんな感じです。

  • お酒の席には、美味しそうな焼き鳥や刺身がある
  • ビールを飲んだ後によく「あぁ美味い!」と言う
  • おかわりをよくする(ジュースはそんなに飲めない)
  • みんな楽しそうにずっとおしゃべりをしている
  • 武勇伝を何度も語る場
  • 飲み会がある日は機嫌がいい

さらに、大人になったらお酒を呑んでみたいか?と質問すると、多くの子どもが「当然、呑んでみたい」と答えます。

子どもの視点からすると、苦くて臭いのに、この風景に憧れて「呑みたい」という気持ちが芽生えてくるのでしょう。

でも、これだけではビールやお酒を好きにはなりにくいものです。

 

格好をつけた「あぁ美味い!」が重要

いくらお酒やビールに憧れても、呑み始めたその日から「たまらん!美味しいい!」と感じる人は少ないでしょう。

成人した教え子に話を聞いても、「最初から美味しいとは思わなかった」という人が圧倒的に多いです。

そんな教え子達に、「なぜ、今は本当に美味しそうに呑めるのか?」と質問してみるとこんな答えがかえってきました。

最初は、ビールを呑んでも「美味い!」って思わなかったけれど、みんなで集まって「乾杯!」ってした後に「あまり美味しくないなぁ」って言えないでしょ。
でも、実際に楽しいし、乾杯の後に「美味い!」って言っているうちに、本当に美味しくなってきたった感じ。

要するに、自分で自分に「美味しい」と言い続けた結果、本当に美味しいと感じるようになったということです。

また、乾杯の後に「あぁ美味い!」というのが一つの文化の様になっているために、自分に言い聞かせることも継続させやすいのだと思います。

 

こうして見ると、お酒の席から私たちが子育てについて学べる点がいくつもあることが分かります。

お酒が呑める・呑めないは個人差があるものの、お酒の席での振る舞いと似たようなことは、誰でも簡単に実践することができます。

具体的にどんなことができるのか?私が意識している点も含めて紹介します。

 

子育てに向いていない・苦手という人でもできること

まず、苦くて臭いお酒やビールを好きになる要因を整理しておきます。

  • 呑んでいる人が美味しそうで楽しそう
  • 何度もお酒の席を目にしている
  • 呑みながら自分で「美味い!」と何度も言ってしまう

これを子育ての場面でも適応させればいいということです。

 

読書好きな子どもに育って欲しいのなら

親であるあなたが読書を思い切り楽しんで、読んだ本の感想を子どもに伝え続けるだけです。

ただ、1度や2度、話をしただけでは変化はおきないでしょう。

子どもは楽しそうな大人のお酒の席を何度も見ていることを忘れてはいけません。

 

私の場合は、読んだ本が大人向けの本であっても、息子にその内容を自慢げに一方的に伝えるようにしてきました。

今は、立場が逆転してしまい、「本屋大賞だった作品を書いた人の話なのに、知らんの?」と言われる様な状態になっています。

 

食べ物の好き嫌いを克服したいのなら

食べ物の好き嫌いも酒の席のイメージで、高確率で解決することができます。

具体的な方法は食べ物の好き嫌いを激減させるヒント【本能が感じる苦味を理解する】をご覧ください。

 

2つの例を挙げましたが、どんな内容にも適応させることが感じられたはずです。

ポイントをまとめると次の3点です。

  • 子どもに伝えたいことをあなた自身が思い切り楽しむ
  • 楽しんだことを楽しそう、自慢気に伝える
  • 子どもが実践した時の武勇伝は喜んで聞く

様々な場面で試してみてください。

 

人は環境に育てられる

空気がうまい家

空気がうまい家

お酒やビールの話からも、人は環境の影響を受けやすいことが分かります。

私たちは、自然がもつ力に少しでも目が向けられる人が増えていって欲しいと願って、住まいも人を育てる環境の一つと考えて家づくりをしています。

空気がうまい家®︎のような環境で生活をすると、どの様な変化があるのか?そんな話をあなたとできたら楽しいなぁと思います。

 

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