リビングでの勉強のメリットと最適化【机と照明には工夫が必要】

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北村美千代

数々の店舗、住まい、文化財の新築・修繕のプランを行う。自由度が低く、制限があればあるほど建物のプランを考えるのが楽しくなってくるという習性がある。プランを考えている時間が至福の時間。

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子どもが小学校に入学したら、リビングで勉強して欲しいと思います。

最近(2020年)はこんな声も増えてきました。

10〜20年前は、個室で勉強をした方がいいという風潮があったのに、なぜ、変化してしてきたのでしょう。

この機会に子どもがリビングで勉強をするメリットを紹介します。

 

これまで私が様々な住まいの設計に関わり、お客様の暮らしを見た経験も踏まえて紹介します。

私の結論
これからの時代、リビングで勉強する環境作りはとても大切。
ただし、柔軟に勉強というものを捉えることが大事。

具体的にどのように環境を作るのか?詳しく解説します。

 

リビングの勉強が見直される様になった理由

以前は、個室で勉強をした方がいいという風潮が強かったのになぜ、リビングの勉強bに注目が集まっているのでしょう。

  • テレビ番組でリビングの勉強が話題になった
  • スマホの普及で一人で過ごす時間が増えたから
  • 適度な緊張感がよい
  • 分からないことを質問できたり、感じたことをすぐに伝えられる

私が考えるには、主にこの4点です。重要な部分だけに触れます。

 

スマホの普及で一人で過ごす時間が増えたから

子どもの成長とコミュニケーションを意識される方がとても多くなってきました。

空気がうまい家®︎を検討されているお客様はこんなことを言われていました。

現代の子どもは、スマホで会話をすることも多くなり、直接友達に会って話をするという機会は以前より激減してしまいました。良し悪しはさておき、子どもの頃って、男子VS女子で言い争いをしたり、何をして遊ぶか決めるのに本気になって議論したものです。そんな風景も見なくなりましたから、家族の会話は絶対に守っていきたいと思うのです。

また、以前は、「お爺ちゃんの顔色を見ながら、お母さんの顔色を見ないといけない」という環境の人もたくさんいました。

この様な環境だからこそ、相手を立てながらコミュニケーションができるようになったのかも知れないと言われる方もいました。

 

こんな話を聞くと、少しでも会話のチャンスが作れるように工夫したいという考え方が増えてくるのも十分納得できます。

 

リビングの勉強は適度な緊張感がある(カフェと同じ)

脳科学者として有名な中野信子さんも、自身が勉強をする時には、敢えてカフェに行くと言われていました。

その理由は、

周りの目があるから適度な緊張感が生まれる

というものでした。

子どもにとって「勉強をする」というのは、なかなか大変なことです。

その勉強を、個室に入って自分で管理することは、相当難しいことだと思います。

リビングで学習をすれば、多少、他人の目もあるために適度な緊張感が生まれて学習効率が高いのではないかと言われるようになってきました。

 

分からないことを質問できたり、感じたことをすぐに伝えられる

特に小学生の場合、勉強をしていると分からないことに頻繁に遭遇します。

そんな時に、リビングで勉強をしていると、誰かに質問をすることができます。

また、勉強をして感じたことをすぐに伝えることができます。

感じたことをすぐに自分の言葉で表現する機会が、リビングで勉強すると必然的に増えてきます。

お母さん
お母さん

今日は何の宿題をしていたの?

男の子
男の子

割合の勉強。だからスーパーに行って3割引のシールが貼ってあったら値段を計算してあげるわ。

個室で勉強をしていると、こんな会話のチャンスも少なくなってしまいがちです。

さらに、リビングでの勉強には大きなメリットがあります。

 

リビングの勉強習慣が人生を変える

10年以上前から使用してされているダイニングテーブル

10年以上前から使用してされているダイニングテーブル・空気がうまい家®︎

人は何をするにも最初の一歩が大変で億劫になりがち

「明日、夏休みの宿題を頑張ろう」と思っても、「今から夏休みの宿題をしよう」と思う人は少ないものです。

それは、何をするにしても最初の一歩は、慎重にしないといけないという本能が働くためで、あなたが悪いわけでもありません。

ところが、いざ、最初の一歩を踏み出してしまうと、意外と楽しく感じられたりするものです。

 

例えば、ピアノを習っている子どもは、「練習しなさい」と言われてもなかなか練習をしないのに、「練習を始めるとなかなか辞めない」という話もよく聞きます。

ということは、帰宅して一番最初に座る場所を勉強する場所として習慣付けることは「最初の一歩」のハードルを大きく下げることになるのです。

この習慣づけがとても上手なのはスマホです。
ついついスマホを触ってしまい勉強できない【脱!作業興奮の支配】の記事も習慣づけの参考になります。

 

では、リビングで勉強がしやすい様にするために何に注意をしてきたのか、私が実際に行ってきたことを紹介します。

 

リビングで勉強ができる環境を作る時の注意点

私がこれまで、作ってきた住まいを振り返りながら、リビングで勉強ができるようにする注意点を紹介します。

リビングで使われる照明と勉強に適した照明は違う

リビングに使われる照明と勉強に適しているといわれる照明は、全く違います。

人間は、昼間、太陽がしっかりと出ている時に最も活動できるようになっています。

そして、夕方になると、活動量は減り、リラックスモードに入っていきます。

リビングは基本的にリラックスする場所として作られることが多いために、照明のあり方に矛盾が生まれます。

そのために、この様な電気スタンドを一つ購入することをオススメします。

 

仕事や勉強に集中できる部屋の作り方【部屋の環境で変わる】には、研究の結果も紹介していますので、参考にしてください。

 

勉強と言っても、読書・工作・計算など活動する範囲は様々

一言で勉強と言っても、宿題のプリントをする様な勉強もあれば、読書や工作をするような勉強もあります。

例えば、読書のように自分の世界にどっぷりと入りたいような場合、リビングのダイニングテーブルでは違和感があるかもしれません。

ですから、リビングの端に小さな机を設けることもあります。

上の写真の男の子の背景に小さい机も見えています。空気がうまい家®︎

上の写真の男の子の背景に小さい机も見えています。空気がうまい家®︎

 

こうすることで、小学生くらいの子どもにとっては、

  • 少し見て欲しい勉強
  • 自分の世界に入りたい勉強(読書・絵を描くなど)

の両方をリビングで実現できるようになります。

リビングの端に小さな机を設けると言っても、大きなスペースは必要ありません。

 

中高生になってくるとかなり集中して勉強したい時が増える

さらに、中高生になってくると、リビングだと集中しにくいなぁと感じる人も増えてきます。

勉強の内容が複雑になると同時に、「自分でいろいろ解決したい」という意思が育ってきた証拠だと私は思います。

ですから、自分の部屋でも勉強や読書ができる環境を準備しておくことはとても大切です。

 

そうすると、3つも机が必要になるの?と思われるかもしれませんが、新築やリフォーム・リノベーションの際に、机を作ってしまえば、邪魔な存在になることもありません。

空気がうまい家®︎・造作の机

空気がうまい家®︎・造作の机

まとめ

リビングで勉強をする良さと、さらに良い環境を作るために意識していることを紹介しました。

ただ明暗を分ける程度に思われがちな照明でさえも私たちのもっている力に多大な影響を与えます。

こんなことを踏まえると、生活環境を丁寧に見ることはとても重要だと言えます。

  • リビングの勉強が有効だと言える理由はたくさんある
  • リビングで勉強をする習慣がつくと勉強の最初の一歩が踏み出しやすくなる
  • リビングで勉強をする環境を作るなら電気スタンドは購入はオススメ
  • 新築・リノベーションをするなら、勉強の範囲を幅広くとらえてプランを考えたい

 

勉強に限らず、住まいの環境というのはとても大切だと考えています。

環境が私たちに与える影響はどんなものか、次の記事でも紹介しています。

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