家は買うべきか?それとも賃貸のままでもいいじゃないか?
こうした話は、様々なところで話題になります。
ホリエモンに至っては、ホテル住まい。
彼は、家や車、結婚はコストが掛かるとまで豪語しています。
そして、世の中の進歩は激しく、もはや3Dプリンターで超ローコストで家が建てられるようになりつつあります。
そうした背景も踏まえるとやはり、今、家を買うべきではないのでしょうか。
家をもつということは、もちろんお金がかかるものです。
もし、あなたが住まい(一戸建て)をもつとするならば、どのくらい費用がかかるのでしょうか。
維持費も含めて詳しく見ていきましょう。
土地を取得する費用・建設費
これは、誰もがパッと思いつく費用です。
土地はもちろん地域差がかなり激しいためにこの程度の費用と数字をあげることはできませんが、こちらで大雑把に相場を見ることができます。
また、建設費も当然、使用する材料・住設機器・広さなどによって大きく異なります。
会社によっては、1000万円〜と安さをアピールしている会社も随分増えてきました。
不動産購入に関わる諸費用
実は、土地の費用・建設費だけで家を手に入れることはできません。
車を購入しても、税や自賠責保険などの費用が別途かかるのと似ています。
一般に次の様な費用が諸費用として必要となります。
印紙税 | 土地や家を購入するときに不動産売買契約を交わすことになります。 この時にかかる税が印紙税です。契約金額によって税額は異なってきます。 |
仲介手数料 | 仲介会社を通して物件を手に入れる場合、仲介会社に手数料を支払わなくてはいけません。 物件価格の3.24%+6万4800円が上限と定められています。 |
不動産取得税 | 不動産を取得した時に支払う税のこと。 不動産評価額の3%が課税されます。 |
固定資産税 都市計画税 | 物件の評価額に対して1.4%の固定資産税がかかり、0.3%の都市計画税がかかるのが通常。 市町村によって税率が若干異なる場合もある。 |
登記費用 | 不動産の所有権の移動などを行う際に司法書士が行うケースが多い。その際に司法書士に支払う報酬が必要となる。 |
そして、住宅ローンを組むとなると、もう少し費用が別途必要となります。
印紙税 | ローン契約書を交わす際に必要な税。 1000万〜5000万円のローン契約については、2万円の税がかかります。 |
ローン借入費用 | 万が一に備えて生命保険に加入する必要があります。また、火災保険への加入、銀行の事務手数料など必要になります。 |
なんだかんだと様々なところで税金がかかるのですね。
そうですね。
結局、物件価格の5〜10%程度は必要だと言われています。
例えば、3000万の物件をローンで手に入れるとなると、150万円ほど、諸経費が必要になると思ってください。
諸経費と言えば軽く聞こえますが、意外と大きな額になるんですね。
確かにそうですが、資産をもつことになりますから。
その時の社会の状況によりますが、また販売することができるというもの大きな特徴かと思います。
不動産を維持するための費用
もちろん、不動産を維持するためにも費用はかかってきます。
マンションにしても、一戸建てにしても絶対に必要なものは…
固定資産税 都市計画税 | 物件を維持している期間、毎年物件の評価額に対して毎年課税されます。 |
修繕費 | 永久に修繕が必要ではないという物件はありません。年数が経過すれば外壁塗装なども必要になります。 マンションの場合は、修繕積立費として住民のみんなで積立ているケースがほとんどです。 |
こうして見ると、家を持つには、大変な費用がかかること分かると思います。
ですから、「家をもつべきではない」と声が挙がるのです。
では、賃貸で生活をする方がいいのだろうか?
学生の頃、独身の頃、賃貸で生活されたことがある人は感覚的にどの位の費用がかかったのか理解できると思います。
賃貸に入居するための費用
賃貸については、持ち家のように様々な税がかかることがないのが大きな特徴です。
敷金 | 概ね家賃1ヶ月分が必要とされます。 退去をする際に、クロスの張り替えなどをするための費用に充てられます。 |
礼金 | 大家さんにお礼の意図として家賃の1ヶ月分を支払います。 |
仲介手数料 | 仲介会社に支払う手数料で、家賃の0.5〜1ヶ月分+消費税が必要です。 |
火災保険 | 万が一に備えて、火災保険に加入することが求められます。 |
保証料 | 万が一家賃が支払えなくなった時に備えて、家賃保証会社を利用するための費用。連帯保証人を立てることで不要になる場合もあります。 |
家賃が10万円くらいのところに住もうと思うと30万〜40万円ほど必要になりますね。
そうですね。
ただ、大家さんは物件を持たれていますから、先に触れたような税の支払いもされていますから、こうした費用はどうしても必要になるんです。
賃貸を維持するための費用
これは、とてもシンプルです。
ただ、毎月家賃を支払えば、生活をすることができます。
じゃ、やっぱり賃貸のままでもいいのに…って思うのですが、どうしてマイホームを持たれる方が多いのでしょう。
お金の損得だけでは計れないものを求めている方がマイホームを持たれるような気がします。
マイホームを持つことより、あなたがどう過ごすのかが重要です。
寒天を製造をしている会社で伊那食品工業という会社があります。
厳しい時代にも関わらず、48期連続成長した会社としてもとても有名です。
塚越寛会長はこの様に語られています。
1973年に自社内に研究室を設け、寒天の原料である海藻や生産技術の本格的な研究にとりかかった。研究室では、寒天を材料とする新商品・新用途を次々と開発し、医薬・バイオ・介護食など新市場を開拓、「総合ゲル化剤メーカー」へと脱皮するためだ。
このために、常に全社員の1割を研究開発要員に充てようと考えた。すなわち、全社員の1割の人件費分だけ今期の利益が減ることを覚悟し、その分を未来投資すると決めた。これにより、成熟したと思われていた業界で、継続的な用途開発による毎年着実に成長できる体制を整えた。
実際、伊那食品工業は従業員にとっても働き易い環境を実現していることも有名です。
だからこそ、皆が仕事を楽しみ、努力を惜しまない風潮が育ち、結果として連続成長を成し遂げたのです。
この考え方は家族にも当てはまるのではないでしょうか。
住まいをただの箱として見ると、お金だけで損得を見る様になってしまいます。
ところが、
- やりたいことができる広さがある。
- 無条件に気持ちがいい。
- 早く帰宅したいと思ってしまう家。
- 仕事に集中できる場所。
- リラックスできる場所。
これらを本当に実現させることができるならどうでしょう?
これから土地の価格が下がるかもしれないから、5年ほど待ってみよう…。
これも一つの考え方ですが、本当なら快適に過ごせたはずの5年という時間を失うことの方が大きな痛手だと思うのです。
私たちは、あなたが心地いい時間を過ごすためにも使用する材料にも拘っているのです。
それが空気がうまい家®であり、家族の絆を何よりも大切にしたい人、家で過ごす時間をとても大切だと考える方は、見学にこられた際に他の家は考えられない…とまで言われるのです。
安くて簡単で便利な料理は、短期的に見るとコスパはいいかもしれません。
けれど、あなたは去年食べたコンビニの弁当の味をしみじみと思い出すことができるでしょうか。
一方、お母さんやお婆ちゃんが手間暇かけて作ってくれた煮物の味は、思い出せるはずです。
私たちが作る住まいは、施工期間も長く、一見コスパが悪く見えるかもしれません。
けれど、年月が経過してもしみじみとよかった…と言える住まいを目指しているのです。
本当に居心地がいいのかどうか…?
それは、あなたが空気がうまい家®を訪問し、あなた自身で確かめてください。
体感を希望される方は、問い合わせフォームからメッセージをしていただくか、LINE@に登録してメッセージをお送りください。
小さなお料理教室ですが、たくさんの生徒が集まっているというMariage-artさんの発想も建物の役割を深く考えさせられます。