AIの出現?無人決済店舗が広がる社会だからこそ大切にしたいこと!

【読み物】自然の営み
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渋谷 浩一郎

住まいと人の成長は深い関わりがあるのか?そんなことを追求する。住まいとアレルギーやアトピー、学力との関係にも注目している。現在、国内外の子ども達と関わりながら、住まいに関する書籍や冊子などの連載も行っている。要するに住まいのオタクである。

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2018年10月の報道によると、なんと!AI(人工知能)の技術が活用された無人決済店舗がオープンするそうです。

こちらに詳しくその状況が書かれています。

JR東の無人決済店舗で“万引き”してみた
JR東日本が、AI技術を用いた無人決済システムの実験店舗を赤羽駅にオープンする。ネット上では「万引き対策は十分なのか」といった疑問も。記者が検証してみた。

さて、この報道を見て、

  • じゃあ大規模のリストラが始まる?
  • やはり噂通り今ある職業の半分以上はなくなる?
  • 子どもにはどんな教育をしたらいいの?

いろいろ思うことが出てきそうです。

こうした機会に、これから何を大切にして生きて行けばいいのか考えてみたいと思います。

 

大きく時代が動いたことは過去に何度もあります。

今、時代の変化は激しく、様々な情報が飛び交います。

これまで誰もが当然のものとして扱ってきたお金でさえ、仮想通貨の出現により価値が大きく揺れ動こうとしているように感じます。

ところが、これまでにも激しい変化を私たちの先祖は経験してきました。

明治維新

江戸時代が終わり、社会は激変しました。

政治の体制が変化したことはもちろんのことですが、庶民のライフスタイルも大きく変化しました。

代表的な部分を挙げると以下の通りです。

  • 着るもの
  • 食事
  • ガス灯
  • 学制

例を挙げればまだまだありますが、注目したいのは、ライフスタイルの変化とともに思考の変化も見られたと言うことです。

江戸時代にはあまり見られなかった「自由」「平等」などの考え方も広がりました。

 

インターネットの出現で何か起きたか?

これはまさに私たちがその渦中にいますから、インターネットの出現によってどの様な変化が起きたのか?あなたも十分に体感してきたのではないでしょうか。

  • 文書や画像を一瞬で相手に届けることができるようになった。
  • 誰もが情報を発信することができる様になった。
  • ビジネスにインターネットが活用されるのが当然になった。
  • 情報の価値がグンっと下がった。

インターネットが普及し始めた頃、印刷業界の会社は、これからペーパーレスの時代がくる!なんて言うことも囁かれていました。

実際はペーパーレスとまでは行きませんが、電子書籍は普及しつつあります。

そして、現在、人々の思考はさらに自由度を増してきました。

小学生に人気の職業はYouTuber!と言うのもそれを示す一つの事例だと思います。

今、人気を集めているYouTuberは、撮影技術が凄い人でもなく、超美男美女でもなく、より庶民的でありながらもその人らしさが出ている人が人気を集めているのです。

 

技術が進歩する度により人間らしさが求められる社会に!

空気がうまい家 施工 鹿児島県 旭住宅

空気がうまい家 施工 鹿児島県 旭住宅

こうして、明治維新やインターネットの出現について簡単に見てきましたが、技術が進歩するほどより人間らしさが求められる様になってきたと言えそうです。

住まいについても全く同じことが言えそうです。

住まいに求められるもの

近年の住まいはとても高機能になってきました。

断熱性・遮音性に優れ、便利な場所にタワーマンションがどんどん建設される様になってきました。

これからますます、こうした技術は進歩していくことだと思います。

そうなった時に、あなたは何を住まいに求めるのか?

この視点がとても大切になってくるはずです。

より人間らしく…と言う視点で見ると次の様なことが理想になるはずです。

  • 家族の会話が盛り上がる住まい
  • 家族はもちろん来客も居心地がいいと感じる住まい
  • 健康でいられる住まい

 

大手ハウスメーカーさんもこうしたことを視野に入れているのでしょう。

積水ハウスさんも次の様に掲げています。

「食べ物」や「水」を選ぶように、

これからは「空気」も選んでほしい。

 

より人間らしく成長するために必要なこととは?

では、私たちがより人間らしく成長していくには何が必要でしょうか。

それには人との出会いが必要不可欠だと思うのです。

 

富士重工社長 吉永泰之氏はこう言われています。

現代人には、私も含めて厚みのある人間が少ないですよね。

明治時代には、もっと気骨のある人間が多かったように思います。

だから、いまはもっぱら昔の経営者が書いた本や歴史の本を読んでいます。

読書を通して桁違いにすごい人に出会いたいのです。

桁違いにすごい人に会うと、刺激を受けますからね。

本の中で誰かに出会ってもいいし、リアルに誰かと出会うことで必ずなんらかの刺激を私たちは受けるものです。

 

そして、もう一つ重要なのが自然との出会い。

綺麗な水の流れを見るとなぜだか癒されるような感じが得られるはずです。

また、休日にはハイキングを楽しむ人は以前から変わらずいつの時代に見られます。

年に何度かはキャンプやバーベキューを楽しむと言う家族もたくさん見られます。

つまり、私たちは自分らしくあるために心のどこかで自然と触れ合うことを求めているのです。

 

フランスの彫刻家のロダンはこう言っています。

私にとっては、この外気の中での美しい研究がありがたい。

私の部屋は私を苦しめる。小さすぎ手足を痛める靴のようだ。

そして都会… 美しい都会、幾度も言わねばならないが、私が自分を知る一切のものを学び得たのは野原や森の外気の中でのことである。

 

ここまで見てきたように、技術が進歩すればするほど、よりアナログ的な生活が重要になってくるはずです。

ところが、技術の進歩に合わせて私たちの生活も無機質な方向へと進んで行きがちです。

多くのことがスマホで処理できる社会となり、店舗での人の会話が消えようとしています。

だからこそ、生活をする場所、住まいはより自然でアナログ的な場所であり続けたいなぁなんて思うのです。

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