アレルギー・アトピーをちゃんと考える
〜結局アトピーって何?〜

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「アトピーの話をする!」と言うと、

ちょっと勇気がいるような感覚がありました。

 

だって、「アトピー」で悩み、苦しんでいる方からすれば、

そんなに簡単に語るなよ…って気持ちもあると思います。

私も息子が、どうしようもない程、悲惨な状態の時には、何を言われても、受け入れられませんでした。

けれど、その時も、アトピーやアレルギーについて、発信をしてくれている人がいたから、

助けられたっていう部分もあります。

だから、

今度は、私が発信する番ではないか?

そんな気持ちで、こんな企画を考えました。

 

当時の息子を知っている方は、未だにこう言ってくださいます。

 

君が笑って、元気よく遊んでいる様子と、
そのツルッとした肌を見ると、それだけで幸せな気分になれるなぁ…
全身の肌がボロボロで出血が絶えなかった息子

全身の肌がボロボロで出血が絶えなかった息子

だから、ほんの一部でも、あなたの参考になる事を信じて…

アトピーやアレルギーが教えてくれたことや、身体の専門家などの声もあわせてお届けすることにしました。

 

今では、「息子のアトピー」に感謝さえしています。

何とかしよう!って、自分なりに勉強して、色々試して…

「アトピー」が完治するとか、しないとか、

そんな話の他に、人がこれから大切にしないといけないモノが見えてきましたから。

苦労の数だけ人は成長できる…そんな言葉がありますが、本当にそうだなぁって思います。

 

今、アトピーで苦しんでいる人、ご家族がアトピーで辛い思いをしている人の気持ちが元気がなってくれると嬉しいです。

そして「アトピー」って現象は、みんなで考えないといけないメッセージを伝えてくれている…そう感じてくれる仲間が増えるといいなぁと思うのです。

 

子どもの頃なんて、「アトピー」って名称すら知らなかった

子どものころ、人口が少ない田舎で育ったためか、アトピーの人ってほとんど見たこともありませんでした。

もしかしたら、そういう時代だったのかもしれません。

ところが、小学校に上がると、一人、肌がとっても辛そうな女の子がいたのです。

特に一緒に遊ぶ関係でもなかったのですが、その子は、からかわれる対象でもありました。

「人を見た目でどうこういうものじゃない!」

先生がクラス全員に厳しく言われたこともあります。

 

でも、小学校低学年の頃は、

お風呂にちゃんと入らなかったら、大変なことになるんだ。

ちゃんとお風呂に入れよ。

そんな程度の理解しかしていませんでした。

結局、先生に叱られるからという理由だけで、

みんなはその子をからかうのをやめたけれど、心の内はどうだったんだろう…。

今では、そんな事をふと考えます。

自分の息子の肌がボロボロになって、「アトピー」って診断されてからは、

余計にそんなことが気になるのです。

 

アトピーって診断は認めない!アレルギーだ!

息子の肌の具合が悪くなり、日に日にその状態は悪化していきました。

もちろん、私は、医者でも薬剤師でもありませんから、どうしていいのかも分りません。

ただ、できる事は、息子を病院に連れて行くこと。

診察が始まるまで、長い時間、待たされたのちに、お医者さんは、こう言われました。

「これは、多分、アトピーですね。塗り薬を出しますね。一応、血液の検査もしておきましょう。」

まるで、擦り傷の診察のように、軽い口調でそうおっしゃったのです。

お医者さんにとっては、アトピーの人に触れる機会が多いから軽い口調になったのか、

それとも、

ここで深刻そうに言えば、ますます、家族の衝撃が強いと判断してくださったことなのか…

結局のところ、真意はよく分りません。

 

ただ、子どもの頃、平気でからかった女の子の記憶も蘇ったわけです。

自分のした事は、巡り巡って自分に返ってくる…。

よくそう言われますが、本当にそうなるんだって感じました。

今度は、自分の息子が散々からかわれることになるのか。

そして、

  • いつも肌がガサガサで痒いために集中力に欠ける
  • 見た目がよくないから自分に自信がもてない

そんな生き方をすることになりますよって、お医者さんに宣告された様にも感じたのです。

 

乳児の息子を連れて、どこかに行くと、肌が悲惨な状態ですから、必ず質問されます。

「あら?大変なことになって…どうしたの?」

私の中では、何となく「アトピー」はなかなか治らない大変なもので、「アレルギー」は、軽いものって感覚がありました。

だから、

「なんかのアレルギーみたいなんです。」

こう答えていました。

親の私がどう答えようが、息子の症状が変わる訳がないのに…。

自分だけは、どうしても「息子がアトピー」って認めたくなかったのです。

 

結局、アトピーってどういうこと?

肌がガサガサになって、いつもボリボリ…。

時々出血したり、ガサガサのところが全身に広がったり…そういう状況を「アトピー」だと勝手に思っていました。

もちろん、そうした状態のことをさしますが、

もう少し突っ込むと、「皮膚のバリア機能が弱い」ってことで、

人によっては、太陽の光でさえも皮膚の刺激になってしまうそうです。

  • 太陽の光
  • 花粉
  • ホコリ
  • ダニ  など

確かに、こうしたものを避ける様な生活をすれば、症状は改善されるかもしれないけれど、これらを避けて生きていくって、絶対に幸せじゃない!と感じたのです。

そして、単純にこんな疑問が生まれました。

太陽の光・汗・ダニなど…全て昔あって、人間と共に存在してきたものなのに、なぜ、今更、それらと上手にお付き合いができない現象が起きるのか?

もちろん、息子の症状が改善することも願いだったのですが、

この疑問が、どうしても気になって仕方がなかったのです。

 

そもそも「アトピー」って言葉は、

ギリシャ語の「atopos・アトポス」が語源で、

「奇妙な」とか「摩訶不思議」という意味があるそう。

 

そして、私がアトピーについて感じたことは、

「植物は大抵、2代目が強い」ってことと相反する気がしてならなかったのです。

 

次回は、「大葉はたくましい!」って話をしたいと思います。

アレルギー・アトピーをちゃんと考える
〜大葉はたくましい!〜
アトピー性皮膚炎の原因は「皮膚のバリア機能」の問題。でも、なぜ、バリア機能が低下してしまうのか?その答えを探すために、自然のルールのようなものを探し、自分の生活と比較してみました。

 

アレルギー・アトピーをちゃんと考えるの

本当は、自分も子どもにも
もっと自然に触れながら生きて欲しい。
そんな願いをもった方と仲間になれたら嬉しいです。
私たちは小さな工務店ですが、
施工する・しないよりも、
「自然を見る」大切さを伝えていきたいのです。

友達にちょっとおしゃべりをするかのように
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