アレルギー・アトピーをちゃんと考える
〜大葉はたくましい!〜

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アトピーは、皮膚のバリア機能の低下が原因と言われていますが、

そもそも、

なぜ、皮膚のバリア機能が低下してしまうのだろう?

そんな事が気になったのです。


その経緯は、結局アトピーって何?って記事をご覧ください。

アレルギー・アトピーをちゃんと考える
〜結局アトピーって何?〜
アレルギーやアトピーに悩まされている方はたくさんいます。我が家もアトピーに悩まされました。この問題を解決にするには、何に問題があるのか、一人一人が考えてみることが大切だと思います。

私は、医学の専門家でもありませんから、

難しいことはよく分かりませんが、

何とか自分が納得できる材料が欲しいかったのかもしれません。

もちろん、

この答えが分かれば、アトピーで苦しむ息子も快適な日々が暮らせるかもしれない…。

そんな期待もふくめて。

 

それから、様々な本を読み、身の回りのものの観察を始めました。

その結果、

なぜ、皮膚のバリア機能が低下してしまうのか?

その理由が、少しわかったような気がしてきたのです。

 

生き物は、2代目・3代目になるに連れて強くなるはずじゃないか?

子どもの頃、学校からの帰り道には、よく「大葉」を食べたものです。

もちろん、畑から盗んだのではありません。

大葉は、そこら中に雑草に混じって生えていました。

暑い日には、あの爽やかな香りがなんとも言えない心地よさを与えてくれました。

 

家庭菜園などで、大葉を育てた経験がある方なら分かると思いますが、

初めて大葉を育てた年は、あまり収穫できません。

もちろん、育て方によりますが、なかなか雑草の様なたくましさは感じられないものです。

ところが、次のシーズンになると、雑草の様に勝手に生えてきます。

「そう言えば、この辺に大葉を植えていたよなぁ…」

そんな事が思い出されます。

そして、勝手に生えてきた大葉は、

初年度のものよりはるかに逞しく、しっかりとしたものに育って行きます。

 

大葉と話ができたらいいのですが、残念ながら話をすることはできません。

でも、きっとこんな会話をして、初年度はタネをばら撒いたと思います。

「ここは、人間がそれなりに栄養を準備してくれるから、栄養の心配はないけれど、虫には注意しなさいね。」

「分かった。虫にやられない様に注意するよ。」

こうして、年々、その場に応じた大葉となるために、

たくましくなるのではないでしょうか。

きっと、どの動物も植物も、

こうして環境に適応し、少しずつ強くなりながら、命を繋いできたはずです。

そう言えば、

北欧に鼻が高い人が多いのは、

冷気が直接肺に入らないように、鼻で冷気を温めながら呼吸をするため。

と何かの本で読んだ記憶があります。

生き物は、生きていくために、皆頑張っているのです。

 

そう考えると、アトピーの発症については、矛盾があるわけです。

アトピー性皮膚炎の原因とも言われる

太陽の光やダニやほこり、花粉などは、今も昔もあるものです。

ちゃんと、大葉の様に環境に適応する力を人間がもっていたのなら、

現代の方がそういったものをガードする皮膚の力は強くなっているはずです。

 

ところが、現在(2019年)小学校・中学校に通う子ども達を見ても、

私たちが子どもだった頃と比較して、

明らかに、アトピーやアレルギー・花粉症に苦しんでいる子どもが多くなっています。

一体、30年程前と、現代の何が違うのだろうか?

「やっぱり食べ物が大きく変化したからじゃないの?」

もしかしたら、あなたもそう思ったのかもしれません。

もちろん、私もあなたと同じ様に、

食事の変化が原因で、この矛盾が誕生したのかなぁ?と思ったのです。

 

じゃあ、とにかくオーガニックにこだわってみよう!

息子は、まだ乳児だったために、母乳しか口にできません。

ですから、妻がとことんオーガニックにこだわった食品を食べて、

できる限り自然に近い母乳を息子に飲ませるのがいいだろう‥

そう考えました。

自然に近い食事をすれば、自然の世界の原理原則の様なものが蘇ってくるのではないか?

素人なりにそう考えたわけです。

 

ですから、野菜は有機栽培のものを購入することにし、

魚は天然物を選ぶようにしました。

残念ながら天然物のお肉というものは、

ほぼ存在しないので、

お肉については一般的なもので妥協するしかありません。

 

もちろん、食費は大幅に上がりましたが、

そんな事よりも息子のアトピーが少しでも良くなる可能性を考えると、

費用なんて気になりません。

水も毎晩、神社に汲みに行き続けました。

 

究極は自給自足しかないのだろうか?

こうした努力もむなしく、残念ながら息子のアトピーは酷くなる一方。

やはり、大葉の様な自然界の原理原則は存在しないのだろうか?

そんな事を考え出すと、野菜を育てるところから追求してみたくなったのです。

無農薬野菜と有機野菜の違いも良く分からなかった私が、

野菜作りに挑戦しはじめました。

やはり、どれだけ情報社会と言われようが、実際に作業をした方が多くの発見があります。

野菜を植えるために、土を準備しますが、ふとこう思ったのです。

残念だけど、完全なオーガニックな野菜ってほぼ存在しない。

 

野菜の土作りをされた方は良く分かると思いますが、土をつくる時に、

  • 腐葉土
  • 苦土石灰
  • 鶏糞・牛糞 など…

を混ぜて行きます。

この時に、「この鶏糞や牛糞は、どこから来たのだろう?」と思ったのです。

これらは、どこかの鶏舎や牛舎で排出されたものが回収されて、販売されたものです。

では、その糞の主である鶏や牛は何を食べているのだろうか?

簡単にいうと、病気になりにくいお薬が入った餌を食べているという事です。

畜産業の方が悪いなんてことはありません。

狭い日本で、たくさんの鶏や牛を飼育しようとすると、

どうしても満員電車状態になってしまいます。

そんな中で、どれか1羽(頭)が病気になってしまうと、どんどん伝染してしまいます。

それでは、仕事として成り立ちにくいわけですから、仕方のないことだと思います。

 

つまり、

大葉の様な究極的な原理原則を手に入れようと私たちがもがいてもなかなか難しいのです。

ちょっと残念な話になりましたが、

アトピーやアレルギーの子ども達が増えているということは、

こうしたことに気づけ!とメッセージを一生懸命に送ってくれているのかもしれません。

 

子どもの頃、祖父と一緒に「便所」から畑に何度か糞尿を運んだことがあります。

辛い臭いだったのですが、そこには、自然の原理原則が残されていたのかもしれません。

 

次回は、そういえばそうだよなぁ…って話をしたいと思います。

アレルギー・アトピーをちゃんと考える
〜そういえば不自然?〜
アトピーは肌のバリア機能が低下している為に起こると言われますが、本来備わってバリア機能がなぜ低下してしまうのか?そう考えながら私たちの生活を見直してみました。

 

アレルギー・アトピーをちゃんと考えるの

本当は、自分も子どもにも
もっと自然に触れながら生きて欲しい。
そんな願いをもった方と仲間になれたら嬉しいです。
私たちは小さな工務店ですが、
施工する・しないよりも、
「自然を見る」大切さを伝えていきたいのです。

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