【無垢材にしたい理由】犬の後ろ足がおかしい原因と床材の関係

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渋谷 浩一郎

住まいと人の成長は深い関わりがあるのか?そんなことを追求する。住まいとアレルギーやアトピー、学力との関係にも注目している。現在、国内外の子ども達と関わりながら、住まいに関する書籍や冊子などの連載も行っている。要するに住まいのオタクである。

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愛犬のトイプードルの後ろ足がおかしいんです。

こんな話を薬剤師の方が、言われました。

医療の専門家である方が、住まいの仕事をしている私たちになぜ、こんな話をされたのか気になったのですが、詳しく話を聞くと、住環境とペットとの間にも深い関係があることが分かりました。

  • ペットもアトピー性皮膚炎に苦しんでいるケースが増えてきている。
  • 愛犬のトイプードルも後ろ足がおかしくなり、何度も手術をしないといけない。

なぜ、住環境によってこの様な問題が生じるのか、詳しく解説します。

ペットの様子から私たちの生活を見直す機会になればいいなぁと思います。

犬の後ろ足がおかしいから何度も手術しなくてはいけない

ペットと共に暮らしていると、いろいろな事がおきます。

人間の赤ちゃんと一緒に生活しているの同じように、嬉しいこともあれば、心配することも、たくさんあります。

藤本さんが共に生活をしているトイプードルも、残念ながら「膝下骨脱臼(通称パテラ)」と診断されてしまったそうです。

膝下骨脱臼(通称パテラ)とは?
人間の足にもある膝の皿(膝蓋骨)の位置がずれてしまうこと。このズレによって、スムーズな膝の動きができなくなったり、痛みを伴ったりしてしまう。小型犬に見られやすい症状。

しかも、症状は重く、両足とも手術をしないといけないと獣医さんに言われてしまったのです。

そして、手術を受けたにも関わらず、後にもう一度手術を受けなければならない程、状況は良くなかったのです。

医療の現場に関わる仕事をしているからこそ、手術がどれだけ身体に負担をかけることになるのか…

いろいろな方向から考えてしまうと、心配で眠れない日々が続いたそうです。

なぜ、こんな事になってしまったのか?

小型犬は「膝下骨脱臼(通称パテラ)」になりやすいから…とか膝に負担がかかったからという理由では、全く納得できず、その原因を自分なりに考えたり、調べてみたそうです。

なぜ、後ろ足がおかしくなる膝下骨脱臼(通称パテラ)になるのか?

本当はこんな場所で走り周りたいのでは?

本当はこんな場所で走り周りたいのでは?

なぜ、手術をしないといけない程の膝蓋骨脱臼(パテラ)になってしまったのか。

獣医さんは、「膝に大きな負担がかかったことが原因」と言われました。

そして、こうした問題を少しでも軽減させるには、

  • 床を滑りにくくすること
  • 後肢をしっかりと動かすこと
  • 指の間の毛の処理をすること

が大切と言われたようです。

トイプードルは手足の大きさに対して身体が大きいために、関節や骨の問題が生じやすいと言われています。

ですから、少しでも滑りにくくする環境を整え、脚を鍛えることが大切になるようです。

確かに、この動画の様にトイプードルの脚を見ると、強めの衝撃が加わると辛いかもしれません。

この時に、はじめて動物の視点で、生活を見直すことができたような気がしたそうです。

トイプードルは、古くから西洋で愛されてきた犬です。

そして、動物として生活してきたところは、土の上だったために、関節の問題は現代程多くなかったようです。

ところが、ここ数年で時代が大きく変わって、

  • ペットも「土」に触れる機会が激減
  • フローリングやアスファルトで多くの時間を過ごすようになった

という環境の変化がおきました。

ここが、膝下骨脱臼(通称パテラ)になる本質的な原因だと言えそうです。

ペットと共に暮らすならツルツルのフローリングは避けたい

新築やリノベーションに使っている床材(音響熟成®︎木材)

新築やリノベーションに使っている床材(音響熟成®︎木材)

ツルツルで艶のあるフローリングは、一見、綺麗に見えるかもしれませんが、ペットにとっては大きな負担になってしまいます

そのため、ペットにとっても人にとってもいい環境を作るのであれば、

ある程度の厚みのある杉などの柔らかい無垢材

を床材として使用することをおすすめします。

実際に、私たちのお客様で室内犬や猫を飼われている方も、引っ越しをしてからペットが元気になったという声もたくさん聞いてきました。

きっとペット達にとっても動きやすい床材なのでしょう。

また、上の写真の様な床材にしても傷だらけになるのではないか?という質問をいただくことがありますが、私たちが使用している無垢材は生きているので、傷が入っても問題ありません。

凹み傷も簡単に治る様子を無垢材のフローリングの凹み傷は水だけで治る【実験した結果】で詳しく紹介しています。

人間も動物も過ごしやすい空間が理想の空間

空気がうまい家®︎仕様にマンションリノベーション(京都府宇治市)

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人間の場合は、硬い地面(コンクリート・アスファルトなど)を歩く時には、衝撃を和らげるためにも靴を履くことができます。

ところが、現代の人が

裸足で1日生活をするとどうなるのか?

これについて真剣に考えてみることが大切です。

  • 裸足で歩いてマンションの廊下を歩く
  • 裸足で駅までのアスファルトの道を歩く
  • 裸足でオフィス内を移動する

歩く距離によりますが、多くの人は膝に痛み・違和感を感じるようになると思います。

獣医師さんが書いている【小型犬に多い「膝蓋骨脱臼」とは?治療法と予防法】にも、

フローリングは絶対NG

タイルやフローリングなど、ツルツルした床の上は小型犬にとっては非常に危険です。滑って踏ん張った際に膝に大きな負担がかかり、膝蓋骨脱臼を悪化させるのです。

小型犬に多い「膝蓋骨脱臼」とは?治療法と予防法より抜粋

と書かれています。

動物も人間も本来は、土の上で生活をしてきた生き物です。

ということは、あなたの体もペットの体もより自然な場所で生活をすることを求めているのではないでしょうか。

自然は私たちに想像以上の効果をもたらしてくれるという話は、

疲れを感じたら近くで森林浴をしよう【少し歩くだけで効果は絶大】にて詳しく紹介しています。

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