ボロ家に住んでいた事もあるのでしょうか?
小さい頃から、友達の家にお呼ばれしたり、家を見るのが大好きでした。
住宅展示場も大好きです。
トライブや散歩中に家を外から見るのも好きです。
「変な趣味」と思われる方もいると思いますが、その家で生活する方々の風景を想像すると楽しい気分になるのです。
私がボロ家に住んでいた時に感じたこと。
豪邸がいい家とは限らない気がします。
私は歩きながらたくさんの家を幼い頃から眺めてきました。
中には豪邸もありましたし、決して大きいとは言えないけれどモダンな家もありました。
もちろん、昔ながらの作りの家や私と同じ長屋もたくさんありました。
ちょっと怪しい趣味かもしれませんが、家をたくさん眺めていて気づいたことがあるのです。
それは、「素敵だなぁ」と思った家を眺めていると、外観の良さはもちろんあるのですが、なぜだかそこで暮らす家族の風景が勝手に思い浮かぶのです。
「今日、学校では面白いことがあったか?」
「うん!いつもドッジボールで女子が負けるけれど、今日は勝てた!私も3人にボールを当てたで。」
こんな会話が次々と浮かんでくるのです。
でも、凄い豪邸でも、こんな楽しい会話が浮かんで来ない家もありました。
なんとなく事務的と言うか冷たい感じするのです。
こうした視点で家と言うものを見ると、やっぱり中にいる人がどれだけ幸せなのかが一番大事かもしれないなぁって思うのです。
そんなことを思いながら様々な家を眺めて外観が面白いなぁって感じたものを幾つか紹介します。
問題1 これは何に見えるでしょうか。
私には怪人に見えるのです。
この大きな口に吸い込まれそうになってちょっと怖さを感じたりもします。
もともとそのつもりで設計したのかなぁ…なんて思ったこともあります。
問題2 これは何に見えるでしょうか。
きっとあなたの視点もすでに変わってきたのではないでしょうか。
真ん中の出窓が鼻で、その左右にあるのが目かなぁ…
そんな声を聞こえてきそうです。
私には、ブヒブヒブーちょっと愛らしい豚さんに見えるのです。
さぁ、少しずつ難易度を上げていきましょう!
問題3 これは何に見えるでしょうか。
なにやら恐ろしい感じ。
左の窓ガラスはすぐに眼(サングラス)に見えたのではないでしょうか。
では左側のハシゴは…
そう恐ろしい傷。
私にはフランケンシュタインに見えるのです。
さて、怖い系のあとは、ゴキゲンな感じでいきましょう。
問題4 これは何に見えるでしょうか。
眼・鼻・口はもう瞬時に分かったというよりむしろ、もうそう見えてしまったのではないでしょうか。
そして、この家は色が私にとっては印象的なのです。
私には、ライ4ちゃんねるのキャラクターに見えるんです。
それでは最後の問題!
問題5 これは何に見えるでしょうか。
室外機がとってもいい味を出しています。
そして、屋根が七三分け。
私にはそんな風に見えるのです。
あなたは何に見えるでしょうか。
正解・不正解なんてありません。あなたの想像を膨らませてくれたら嬉しいです。
私が伝えたかったことは、人の視点の不思議
幾つかの家の外観を紹介してみました。
こうした変な視点で家の外観を見ることは私にとっては当たり前のことなのですが、とっても新鮮に感じてくれた方もいるでしょう。
そして、いくつか外観を見ていくうちに、窓が眼に見えてきたり、室外機が鼻の穴に見えてききたはずです。
これが人の面白いところだなぁって思うのです。
こうした視点をもっておくと、一般に「大したことがない」と言われているもので、突然魅力的に見えてくる場合もあります。
ですから、住まいに限らず、あなたが何かを選ぶと言う時には、周りが言っている視点とあなた独自の視点と合わせて見つめて欲しいなぁと思うのです。
きっと、これまでにない新しい世界が開けるはずです。