木材をふんだんに使って環境破壊・環境問題にならないのでしょうか。

【読み物】自然の営み
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渋谷 浩一郎

住まいと人の成長は深い関わりがあるのか?そんなことを追求する。住まいとアレルギーやアトピー、学力との関係にも注目している。現在、国内外の子ども達と関わりながら、住まいに関する書籍や冊子などの連載も行っている。要するに住まいのオタクである。

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空気がうまい家®の写真を見ているといいなぁって思うのですが、ふんだんに杉の木が使われているために環境が心配です。

そんなにたくさんの杉の木を多くの人が使うと、森林の破壊につながるような気がします。

住宅にたくさんの木を使うことは、環境破壊の問題に繋がらないのでしょうか。


こんな質問をいただきました。

空気がうまい家®に関心のある方が、自分の住まいだけが良ければいいと言う視点だけではなく、もう少し広い視点で住まいについて考えてくださっていたことがとても嬉しいです。

この視点は、施工する側も生活をするあなたにとっても、とても大切だと思います。

この問題について、深く考えて行きましょう。

 

山の木々を使わないことで環境を守ることができるのか?

そもそも、「環境破壊」は何によってもたられたのでしょう。

技術の進歩・工場などの増加・使い捨て社会・温暖化…

原因を考えれば、キリがないほど思い浮かぶのではないでしょうか。

また、海外の森林伐採による環境破壊が報じられるたびに、何事も程度が重要で使いすぎはよくないのではないか?

そんな気持ちになるのではないでしょうか。

海外の森林伐採による環境問題とは?

あの熱帯でジャングルのイメージが強いアマゾンの流域さえも、森林の破壊が深刻なようです。

この地域の森林伐採は、前年と比較して2倍も行われ、この影響は、気候の変化を地球規模でもたらすだろうと言われています。

詳しくは、こちらの記事に掲載されています。

【ブラジル】アマゾンの森林破壊が急速に悪化。サバンナ化の可能性も | Sustainable Japan | 世界のサステナビリティ・ESG投資・SDGs
 世界中で森林破壊が深刻化する中、つい最近までブラジルにある世界最大の熱帯雨林、アマゾンはその流れに逆らっていた。1990年から2010年で世界の熱帯雨林は62%も消滅した一方で、ブラジルでは同期間における森林破壊が急減

 

水の汚れの原因も水の使いすぎじゃないの?

直接的な山の話ではありませんが、水質汚染は何が原因で起きるのでしょうか。

その原因は、生活排水が主な原因だと言われています。

ですから、洗い物をするときなどは、食べ残しなどを洗い流すのではなく、できるだけ先に汚れを綺麗にとってから、洗い流すなどの工夫が必要だと言われています。

下水処理場では、微生物が汚れの分解をしてくれていますが、これだけ工場がたくさんあり、私たちもどんどん水を使っている状況ですから、微生物の仕事が追いつきにくいということは想像できるはずです。

 

「環境を守る=使用しない」と言うことことではありません。

ここまで、環境というものを見てくると、やはり使用しないことが大切に見えるかもしれません。

ところが、使用しないから環境に良いというものばかりではありません。

森林もその一つです。

日本には原生林がほとんどありません

原生林とは、

ある程度昔から現在まで、伐採や災害などによって破壊(森林破壊)されたことがなく、またほとんど人手が加えられたことのない自然のままの森林をさす。

(Wikipediaより抜粋)

原生林がほとんどないということは、誰かが過去に伐採などを行った森林がほとんどだということです。

それが最も分かり易い事例が、人工林と言えるでしょう。

人工林はとても単調な山の社会を形成しています。

高度経済成長の時期に、建材として利用価値の高い杉が大量に植林されました。

それにより、山は単調になってしまいました。

単調な山になってしまうということは、生き物の多様性が奪われてしまいます。

 

人間でいうと、営業マンしかないような社会です。

営業マンしかいない社会では、皆がトークは上手であっても、新しい技術や文化が生まれにくくなってしまいます。

営業マンもいて、モノづくりが得意な人もいて、教えることが好きな人がいて…

こうして様々な人がいるからこそ、社会は豊かになっていくのです。

 

本来、たくさんの生命がいたはずの山から生命が奪われ、増してや大きく成長した杉を使わないとなると山は不自然な姿を残したまま、衰退していく一方なのです。

 

そして、海外の森林が大きな被害にあっています。

森林伐採と闘う先住民たち、カナダ・ケベック州より

森林伐採と闘う先住民たち、カナダ・ケベック州より

日本の木材を使うとなると、それなりの人権費がかかってきます。

ですから、海外の安い労働力を利用して大量の安い木材が輸入されるようになりました。

その結果、海外では森林の破壊が大きな問題となり、気候にも変化をもたらしています。

それは遠くの国での出来事で、あなたは直接目で見ることはないのかもしれません。

けれども、あなたが安い木材を求め続ける限り、現地では誰かが苦しむことになるのです。

それでも、安い住まいに住めることが果たして、幸せなのでしょうか。

こうして、日本の山というものを見ると、適度に山の木々を使い、少しずつ単調ではない山に戻していこうとすることがとても重要になってくるのです。

 

こちらの記事は衣類の安さについて紹介しています。

安い服には安いだけの理由がある【実は損をしているかも?】
何を買うにしても安く購入できた方がいいのですが、隠れたところで損をしてしまうこともあります。服も安いものがたくさんありますが、なぜ安くできるのか?そして、隠れたところでの損とは?詳しく見ていきましょう。

 

あなたが、日本の木で家を建てることで…

空気がうまい家 施工 京都府 ハウス工房

空気がうまい家 施工 京都府 ハウス工房

もし、あなたがこうした環境のことも理解し、空気がうまい家®で施工をしたとしましょう。

それでも、広大な人工林からすれば、極僅かな量にしか過ぎません。

それでも、そこには再び太陽があたり、新しい草木も芽を出していくことでしょう。

海外の森林も日本の森林も適度に使うということが大切だということです。

 

また、あなたが新しく建てた住まいに遊びに来た人は必ずこう言います。

「うわぁ、森の中みたいでめちゃめちゃ気持ちがいい!」

この時に、少しだけ日本の山の木を使うことの大切さを話して欲しいのです。

海外の悲しい事情も伝えて欲しいのです。

あなたの友人は、だからと言って、空気がうまい家®を施工するかどうかなんて分かりませんが、山を見る視点は、少しだけ変わるだろうと信じています。

こうした雰囲気が少しずつでも広がって行った時に、環境を大切にするという風潮が生まれるのではないでしょうか。

 

木を建築に使う…

これはCO2の削減になりますという紹介などはたくさん見られますが、私はそれよりもっと深い部分をあなたにも知って欲しいと思い、生き物の多様性なんていう視点で書いてみました。

我が子をみていても、一人は超社交的、一人は社交的じゃないけれど読書好き。

全く違うからこそ面白いなぁと思うのです。

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