気にせず室内干しをしていましたが臭いなど気になりません

お客様の暮らし
渋谷 浩一郎

住まいと人の成長は深い関わりがあるのか?そんなことを追求する元小学校教諭。住まいとアレルギーやアトピー、学力との関係にも注目している。現在、国内外の子ども達と関わりながら、住まいに関する書籍や冊子などの連載も行っている。要するに住まいのオタクである。

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気温の低い日が続く冬。雨が連日続く梅雨。

そんな時期でも、洗濯物は次々と出てきます。

我が家は、小学生と部活をしている中学生の息子がいますから、洗濯を連日休むなんて事をすれば大変な事になってしまいます。

正直言うと「体育の服くらいは、学校で洗って学校で干せば忘れ物をする事もないぞ!」って言いたいところですが、それをグッと我慢しています。

 

洗濯物を室内干しにすると臭いが気になる?

「洗濯物を室内干しすると、臭いが気になる」と聞く事があります。

実際に、こんな投稿も見られます。

外で洗濯物を干すのと、室内で干すのと何が違うのか?

もう少し詳しく見ていきましょう。

 

室内干しをした時に発生する臭いの原因は何か?

室内干しの臭いの原因は、次の様なものです。

  • 洗濯で落とし切る事ができなかった皮脂や垢が変質して臭いが発生する
  • 残った汚れを餌として、雑菌が増殖して臭いが発生する

でも、それって、外で干しても一緒じゃないの? こんな疑問が残ります。

ところが外で干した場合、風通しが良いために、雑菌が好む水分が早く蒸発してしまいます。

また、紫外線が衣類に当たるために雑菌の増殖が抑えられているのです。

 

どうすれば、室内干しにしても臭いが発生しないのか?

原因が分かると、対策は簡単です。

40℃以上のお湯につけてから、軽く手洗いをした後に洗濯機へ入れる。

全ての洗濯物をそうするのは大変ですから、汚れが激しいと思われる物だけでもやってみましょう。

お風呂屋さんに垢すりのコーナーがあるのと似た様な感覚です。

温めることで、こびりついた汚れが緩み、落ちやすくなるために、部屋干しをした際の臭いの原因が随分減るという事です。

 

風通しが良い状態で洗濯物を干す

部屋干しとなると、屋外に比べて干すスペースが狭くなりがちです。

そこに、たくさんの洗濯物を干すと乾燥に時間がかかるために、雑菌が増えやすい状況になります。

ですから、洗濯物を干すときにスペースを衣類と衣類の間を意識することが大切です。

スペースを確保するには、洗濯物を溜め込まない事が一番です。

それでも、十分なスペースが確保できないという時には、冬でも扇風機を用いるなどして、少しでも屋外の環境に近づける工夫が大切になります。

 

近年は、LEDを室内の照明に用いるご家庭が増えてきました。

耐久性も良く、消費電力が少ない点はとても魅力的ですが、実はLED照明は紫外線が出ません。

通常の電灯の紫外線も太陽光に比べると随分弱いのですが、LED照明の部屋だと以前にも増して雑菌は増えやすい傾向になるわけです。

 

最近、室内干し専用洗剤というものがありますが、どうでしょう?

室内干し専用の洗剤が増えてきましたが、従来あった洗剤と大きな差があるわけではありません。

室内干しをしたいけれども臭いが気になるという声が多かったために、誕生したものだと思います。

繰り返しになりますが、室内干しの臭いの原因は、

  • 洗濯で落とし切る事ができなかった皮脂や垢
  • 残った汚れを餌として、雑菌が増殖すること

でした。

つまり、しっかりと汚れを落とす事に注力し、あとは抗菌作用別の香りをつけることで、室内干しの臭い(牧場の臭い)を防ぐことができるわけです。

抗菌作用って?
有害な細菌がふえるのを防ぐ作用。

 

我が家では、何も考えずに普通に室内干しをしています。

一般にこう言われていますが、我が家では、何も気にせず室内干しをしています。

もちろん、帰宅した際に牧場の臭いがするなんて事もありません。

こちらの記事で紹介されていますが、強烈な臭いを放つだろうと思われる、男子の靴が並べられた下駄箱でさえも、全く臭いを感じないのですから、洗濯物が臭うなんて事は、考えられません。

 

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臭いが全く気にならないということは、有害な細菌が増殖する事が自然と防がれているのではないかと推測できそうです。

なぜ、雑菌が増殖しないのか?

その答えは、山や川の中にある様に思います。

山や川は多少汚れたり、有害な細菌が増えたとしても、異臭を放つ様なことはあまり見られません。

私たちが日々排出している下水にしても、様々な化学の力も用いられていますが、微生物の力もふんだんに借りて、綺麗にされているのです。

また、世界的に見てもたくさんの工場があり、車が走り回っている社会であっても、空気が完全に汚れきってしまっているという事はありません。

もちろん、以前と比較すると、空気の汚れも川の汚れも酷くなったとは言われています。

しかし、現代な様な大きな社会の変化を自然は緩やかにしてくれているのです。

 

室内干しをすると洗濯物が臭くなってしまうというのは、私たちの味方をしてくれる良い微生物が住みにくい環境だよと合図を送ってくれているのではないでしょうか。

そろそろ、人間だけが住みやすい社会、住まいを目指すのではなくて、自然の中で生きるものにとっても住みやすい環境を準備していく…そんな発想が大事になってくるのではないでしょうか。

 

時々、我が家に遊びに来られた方が、本当に下駄箱は臭わないの?と言われます。

こちらから、「どうぞ、下駄箱の臭いを嗅いでください」なんて、とても言えませんので、興味がある方は、少し勇気を振り絞って「下駄箱の臭いを嗅ぎたい」とおっしゃってください。

渋谷 浩一郎

住まいと人の成長は深い関わりがあるのか?そんなことを追求する元小学校教諭。住まいとアレルギーやアトピー、学力との関係にも注目している。現在、国内外の子ども達と関わりながら、住まいに関する書籍や冊子などの連載も行っている。要するに住まいのオタクである。

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