2020年の春は、コロナのために一気にオンライン化が進みました。
オンライン化が進むと、
- 通勤時間がなくて便利
- 営業のための移動時間もなくて仕事も効率的
が、その一方で「リモート疲れ」という言葉も耳にします。
こんな面白いツイートもありました。
宇宙飛行士は究極のリモートワークのプロなので、彼らにインタビューして彼らのストレス管理手法をリモート疲れに応用するという話、面白かった。(@AdamMGrant氏のポッドキャスト)
1日の中で熟考(rumination)の時間をスケジュールに組み込み、それ以外の時間に考えないようにするなど。
— Sho Hayashi (@hayasho) June 13, 2020
改めてこの状況を見ると不思議な感じがします。
これを解決するのに、森林に触れると良いと言われるのはなぜか?
様々な研究から、森林に触れることはストレス軽減にもなることが明らかにされているので、その理由も含めて解説します。
本記事の内容に近い動画はこちらです。
リモートワークは便利なのに、なぜ、疲れるのか?
リモートワーク疲れの原因は、人によって大きくことなりますが、最近、よく耳にする理由を並べてみます。
- 上司・部下・同僚の仕事の進み具合が分かりにくい
- カメラを通して会話をしても表情・雰囲気から意図を捉えるのが難しい
- 体を動かす量が減って、運動不足感を感じる(同じ姿勢)
- PC・タブレットを見る時間が長くなり、目が疲れる
- プライベートとの境目が曖昧になったことによるストレス
まだまだ、リモートワーク疲れの要因は、ありそうですが、次のことは確かに言えます。
上司・部下・同僚の仕事の進み具合が分かりにくい
お互いに、オンラインでもっとコミュニケーションをとればいいじゃないか!
と、言えばそれまでですが、
リモートワークがさかんになってからこの様に感じるということは、これまでは、言葉以外の要素からも状況を察知しながら仕事をしていたと言えます。
言語によるコミュニケーションは、重要ですが、
非言語によるコミュニケーションで得ていた情報も多いのです。
これが遮断されてしまったために、ストレスを感じ、それが「仕事の進み具合が分かりにくい」という言葉になって現れている気がします。
運動不足感を感じる
通勤は、以外と運動になるものです。
家でもバタバタと出かける準備をし、駅まで急ぎ足で歩いたり…
それだけでも結構な運動量です。
これまでは大変だった通勤が、無くなったので、運動不足感を感じた人も多いはずです。
最初は、「通勤しなくてもいい!楽だ!」と感じたにも関わらず、自粛期間が長引くと運動したいと思うようになりました。
つまり、人は適度に動きたいと願っている動物だと分かります。
このように、リモートワーク疲れの原因を見ていくと、一つ一つの要因は、大きなことではありません。
上司に
テンションが下がって疲労感を感じる
という様なことと比較すると、リモートワーク疲れの要因は、はるかに些細です。
つまり、人は些細な環境の変化も敏感に感じる力をもっていることが、今回のリモートワーク化で誰もが感じたはずです。
なんとも言えない疲労感を癒すには、近くの森林を歩こう!
森林と行っても、本格的に山に入る必要はありません。
家の近くの公園や少し自然が感じられる場所を歩くだけで、十分癒されます。
これまでに、様々な調査が行われていて、森林を歩くと人間の体は変化することが明らかになっています。
2つの調査の結果を紹介します。
森林を歩くとコチゾール濃度が減少する
つまり、コチゾール濃度は低いほど、いい状態と言えそうです。
直感的にも木の近くを歩くとリラックスできそうな印象があるはずです。
さらに詳しくは、林野庁の資料をご覧ください。
森林を歩くとNK細胞が活性化し、その効果は1週間程度持続する
森林を歩く効果は、ストレス軽減だけではありません。
NK細胞が活性化することも明らかになっています。
私たちの体にとって、NK細胞はなくてはならないものです。
NK細胞の性質を知ると、NK細胞は活性化していた方がいいことが分かります。
この資料を見ると、森林浴をした後にNK細胞が活性化していることが分かります。
そして、その効果は約1週間ほど持続するとも言えそうです。
森林浴をすることで得られるメリットをまとめておきます。
- コチゾール濃度が減少する→ストレスが軽減される
- NK細胞が活性化する→病気になりにくい
森林に癒されるのは、当然のこと
改めて森林を見ると、凄いパワーがあると感じます。
ところが、人はこの絵のように生きてきました。
時には残酷なこともし、失敗や後悔をしながらも、自然と共に暮らす能力を何万年もかけて作ってきました。
だから、
です。
現代はこれが、特別なことに感じるくらい、自然から遠い生活をしている気がします。
さらに、リモートワーク化がコロナの影響で、進んだために、自然から遠い生活・仕事の仕方も加速化するでしょう。
便利になる部分は注目されがちですが、失われた所にも注目しておきたいという意図です。
この流れは、止めることはできません。
だからこそ、この流れを認めつつ、少しでも快適に生活をする工夫をしようと意識したいのです。
次に具体的な解決策を紹介します。
意図的に原点に戻りなら調整をしよう!
具体的に今から、明日からでも実践できることを紹介します。
方法1 通勤をする時に、少しルートを変えて木の近くをあるく
時間は、誰にとっても貴重なものです。
気合いを入れて、ハイキングに行かないといけないとか、森林浴をしよう!なんて思うと大変です。
継続させることも難しいです。
ですから、通勤や買い物に出かける機会があれば、少しルートを変えて森林の近くを歩くようにしてみましょう。
住まいの立地条件によりますが、近くの公園の中を通るだけでも清々しい気分になることが実感できるはずです。
方法2 室内に植物を置く
教育の分野でも、植物の存在は重視されています。
荒れてしまった学校を立て直すのに、植物の力を借りて成功したという事例もたくさんあります。
生活が忙しく、まわりにも自然がないという方は、観葉植物を一つ、部屋に置くだけでも違った雰囲気になり、少しですが癒しを感じることができるはずです。
世話が大変そう、面倒だ!と思われる方は、サボテンがおすすめです。
ここでは、自然に触れる2つの方法を紹介しましたが、まだまだ工夫できることもありそうです。
散歩のエピソードはこちらに書かれています。
こんなことを考えながら私たちは住まい作りをしています。
空気がうまい家®︎は、住む人の心と体の健康を最優先に考え、素材にまで思い切り拘った住まい作りをしています。
空気がうまい家®︎で生活してから
- アトピー・アレルギーが治った
- 子どもが全然、風邪をひかなくなった
- そう言えばしもやけにならなくなった
と、嘘のような話もたくさん耳にしますが、森林がもつ嘘のような力を知るとこんな事が起きても当然ではないか?と思います。
写真では、空気感や香りを届けることはできませんが、こんなダイニングテーブルを見てホッとした気分を感じていただけたら嬉しいです。
触ってみたい、この空気感を味わってみたいという方は、こちらからメッセージをください。(全国・様々な地域で体感することができます)