【日本の農薬は危険?】農薬で子どもが苦しむ現状と解決策

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渋谷 浩一郎

住まいと人の成長は深い関わりがあるのか?そんなことを追求する。住まいとアレルギーやアトピー、学力との関係にも注目している。現在、国内外の子ども達と関わりながら、住まいに関する書籍や冊子などの連載も行っている。要するに住まいのオタクである。

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時代の変化と共に、子ども達が抱える課題も以前とは大きく変化しました。

例えば、

  • いくら真面目に勉強しても全く理解できない
  • 友達とのコミュニケーションがうまく行かない
  • 精神的に落ち着かず、薬を服用しないといけない など

残念ながらこの様な課題を抱えた子どもは急増しています。

お子さんがいらっしゃらない方でもこの様な問題が増えていることは、なんとなく感じているはずです。

なぜ、様々な技術が進歩する一方で、この様な問題が増加し続けているのでしょう。

文部科学省HPより引用

 

そこで、今回は、

  • 明らかにされている農薬と子どもの成長との関係
  • 子どもの成長の問題を今日から回避する具体的な方法
  • 長期的な視点でみた時の暮らし方

について、私の経験も踏まえて詳しく解説します。

 

日本の農薬は危険? 農薬で子どもの成長が変化する!

実は、農薬と健康の関係は非常に難しく一概に「良い!」「悪い!」ということはできません。

ただ、農薬の種類によっては、

  • ADHD(注意欠如・多動性障害)
  • LD(学習障害)
  • 発達障害 など

のリスクが高まることは、様々な研究で明らかになっています。

 

教育の現場で見てきたADHD・LDの子ども達

一見、元気で健康的な子どもに見えますが、

  • 自分の椅子に45分座ることが難しい
  • 漢字の練習を毎日、真面目に練習をしてもなかなか覚えることができない
  • 友達に褒められてもバカにされているように感じる

この様な悩みと共に学校生活を送っている子どもが年々増加しています。

そして、ご家族も様々な心配をされることは十分想像できるはずです。

子どもの将来の不安と変化の大きい社会に対して焦りが出て、家庭内が悲惨な状況になることも珍しくありません。

 

この様な状況を回避するために、課題を抱えた子どもの多くは薬を服用することになるのですが、非常に長期的な服用になるが通常です。

実際に、ADHD等に関する薬の市場規模はかなり大きく500億円以上。

フジ経済グループより引用(https://www.fuji-keizai.co.jp/market/detail.html?cid=18105&view_type=2)

なぜ、この様な子どもが増加し続けているのか…生活様式の変化と言えばそれまでですが、これまでに様々な研究が行われてきました。

 

農薬・ネオニコチノイド系は子どもの発達に大きく影響する

当然、農薬には様々な種類があります。

その中でも、ネオニコチノイド系の農薬と子どもの発達とは深い関わりがあります。

ネオニコチノイド系の農薬とは?
1990年代に登場し、現在世界で一番使われている殺虫剤といわれています。防虫剤・シロアリ駆除・ガーデニング用など。ヨーロッパ諸国では、使用可能な種類が限定されている地域が多く、フランスでは一切利用が認められていない。

 

ネオニコチノイド系で虫を殺す仕組み

ネオニコチノイド系の農薬が虫を殺す仕組みは、人間で考えると分かりやすいです。

通常、「お腹が痛いなぁ」というのは、次の様な道のり経て認知し、対策を行います。

  1. お腹が痛くなる(まだ感じていない)
  2. お腹が痛いという信号が脳に伝わる
  3. お腹が痛いと認知できる
  4. 何か対策を考える(温める・水を飲むなど)

ネオニコチノイド系の農薬は、この2番の作用を狂わせる仕組みです。

この様に、神経の伝達手段を狂わせて、虫を殺すという手段の農薬です。

開発された当初は、人への害は極めて少ないと言われていましたが、発売されてから20年程度経過した後に、人への影響が問われるようになりました

 

ネオニコチノイド系の農薬と子ども達の発達の問題

ネオニコチノイド系の農薬が、虫を殺す基本的な仕組みが分かれば、人の脳・成長にも影響が出るかもしれない…ということは専門家でなくても十分考えることができます。

実際に、ネオニコチノイドと子ども発達については、

自閉症・ADHDなどの症状を発祥する要因になる

という論文が数多く発表されています。

環境脳神経科学情報センター代表の黒田洋一郎先生も次の様に言われています。

高機能自閉症、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)など子どもの脳の障害は、米国では20世紀後半の化学物質汚染時代から増え、日本でも近年増加。

新農薬ネオニコチノイドを考える<下>

脳科学者 黒田洋一郎さん 子どもの脳に影響か より抜粋

https://www.nishinippon.co.jp/item/o/18167/

その為、海外の国によっては、厳しく規制がされているのが現状ですが、日本では海外と比べると規制が随分緩いのが現状です。

これらの問題を回避するにはどうすればいいのでしょう。

 

農薬の危険を回避するには、安さだけに注目しないこと!

誰でも、安くて良いものを手にしたいと考えるものです。

もちろん、私も安い方がいいなぁ…と思うことは多々あります。

けれども、これまでに農作物を育てた経験がある方は分かりますが、害虫にやられない様に農作物を育てるというのはとても手間暇がかかるものです。

つまり、どうしても時間がかかるために、コストは高くなってしまうのです。

私は、農薬を使っている農家が悪いんだ!という考えは一切していません。安くて見栄えのよい野菜を求めたのは市場(消費者)の私たちですから。そう考えると、安さを求めない風潮を作ることも大切だと思います。

 

それでも、子どもがADHDやLDなどを発症したとなると、大変な時間と費用が必要になってしまいます。

しかも、2020年現在では、診察をして欲しいと言っても3ヶ月待ちです。

そんな事も考慮すれば、多少コストはかかりますが、有機野菜(農薬の使用量が極めて少ないもの)を食べ続ることは大したリスクにもなりません。

さらに、味は濃厚な傾向が強く、体内の農薬が排出されることも明らかになっているのでメリットの方がはるかに大きいのです。

体内の農薬が排出されることについては、【有機野菜のメリット】たった1週間でも体が変わる!を参照してください。

【有機野菜のメリット】たった1週間でも体が変わる!
食べ物の質にこだわる方が随分増えてきました。野菜については農薬を意識される方も増えていますが、有機野菜を1週間ほど食べると体内の農薬が排出(デトックス)されることも明らかになっています。なぜ、その様に言えるのか解説しました。

 

また、安い服に関する問題は、安い服には安いだけの理由がある【実は損をしているかも?】にて紹介しています。

429 Too Many Requests

 

問題は農薬の問題だけではなく生活全体に潜んでいる

自然のルールに従って化学的なものを分解する空気がうまい家®︎

自然のルールに従って化学的なものを分解する空気がうまい家®︎

例えば、2020年の大晦日にこんなTweetがありました。

食品添加物の問題や、ホルムアルデヒドがふんだんに使われた衣類の問題もあります。

そして、ビニルや化学的なシートが貼られた床や壁、指先には、スマホやタブレットという生活様式に変わってきました。

当然、こうしたものの恩恵を受けている部分はありますが、人工的なものに囲まれた生活スタイルばかりになると大きな問題が生じるということも、子ども達は知らせてくれています。

もちろん、私たちが提案する様な空気がうまい家®︎で生活すると、少なくとも人工的なものばかりに囲まれた…という暮らしから一生涯離れることができますが、住まいはそう簡単に買うことはできません。

ですから、日々生活しながら、

  • 調味料だけでも自然なものに交換していく
  • 毎日何度かは窓を大きくあけ、そとの空気を入れる
  • 生け花などを室内に置く

この様なことをぜひ、意識して取り組んで欲しいと思います。

教育の現場で言えば、

校内にたくさんの花を植え、
丁寧に手入れをし続けた学校は
見違えるほど子どもが落ち着いた

こんな事例はたくさんあり、私たちの生活のヒントにもなりそうです。

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