辛い花粉症を対策するには?意外にも知られていない事実!

住まいと健康
Women who suffer from hay fever
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住まいと人の成長は深い関わりがあるのか?そんなことを追求する。住まいとアレルギーやアトピー、学力との関係にも注目している。現在、国内外の子ども達と関わりながら、住まいに関する書籍や冊子などの連載も行っている。要するに住まいのオタクである。

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冬の終わりが近づいて来ると、じわじわと「花粉症かなぁ?」なんて声が聞こえてきました。

酷い方になると、

  • くしゃみが止まらず、目が痒い。
  • 外に出るのもイヤになる。
  • あまりにも辛く何もやる気が起きない。

こうした状況にならないためにも、ここでは最新の研究で分かってきた、花粉症の原因や対策を紹介いたします。

そもそも花粉症になってしまう原因は何か?

全日本病院協会の花粉症のメカニズムと言う解説によると

 くしゃみ、鼻水、鼻づまりにしても、目のかゆみ、充血、涙にしても、いずれも入ってきた花粉を取り除こうとすることで生じるアレルギー反応です。
花粉が目や鼻から入ってきて、体内の免疫システムによって「異物=敵」とみなされると、敵に対抗するための抗体(「IgE抗体」と言います)がつくられます。このIgE抗体は、花粉に接触するたびにつくられるため、少しずつ体内に蓄積されていきます。
蓄積量があるレベルに達すると、次に花粉が入ってきたときに、アレルギー反応を起こすヒスタミンなどの化学物質が分泌され、くしゃみや鼻水、鼻づまりといった花粉症の症状を起こすのです。
去年までは全然大丈夫だったのに急に花粉症になった――。それは、これまで蓄積されていたIgE抗体が一定量に達してしまったからなのです。

(全日本病院協会より)

これを簡単な図に表すとこの様なイメージになります。

一般的には、全日本病院協会のような仕組みだと言われていますが、一部納得が行かない部分もあると思います。

それは…

以前は花粉症だったが、今はすっかり治った。

という人もかなりいるということです。

実際、私も幼い頃は、何か花粉症の点鼻薬を使った記憶がありますが、今は一切、花粉症らしい症状が出る事もありません。

あなたの周りにも、この様に言われる方がいらっしゃるのではないでしょうか。

花粉が悪いのではなくて、空気の汚れが原因ではないか?

学術的には、まだまだ謎が多い花粉症。

実は花粉症はアレルギー反応の一つだと言われていますが、そもそも「アレルギーAllergie」はドイツ語で、ドイツは、免疫学の研究が盛んだとも言われています。

細かい事は、ここでは触れませんが、ドイツの研究者達は、

車の排気ガスに含まれている二酸化窒素とオゾンの混合物が、花粉のタンパク質の中のアミノ酸・チロシンと反応してチロシンをニトロ化する事が、花粉のアレルギー性を高めているかもしれない。

と言っています。

実際に、花粉症の方でも、

「田舎(車通りがほとんどない山中)に行くと花粉症が楽になった」

と言う声をあなたも耳にした事があるかも知れません。

スギ花粉が多いと思われる山中に行ったのに、花粉症が楽になる…こうした事例もかなり多い為に花粉症の原因をはっきりとさせる事は難しいのかも知れません。

衛生的な生活をし過ぎたから花粉症になるのでは?

昔は今よりももっと自然が豊かであった為に、当然、たくさんの花粉も放出されていたはずだが、花粉症の人って少なかった…。

こう言われる事もあります。

また、ドイツの研究によると、田舎で育つとアレルギー体質になりにくく、都会で育つとアレルギー体質になりやすいとも言われています。

この考え方をすごく分かりやすく表現すると次の様になります。

さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事が理解しやすいです。

【人体の不思議】都会に生まれると花粉症になりやすいードイツ研究 - まぐまぐニュース!
季節は春真っ盛りですが、花粉症の方にとっては苦しい季節です。この苦しさは花粉症の人間にしか分からないものですよね。ところで、この厄介な花粉症、実は発生する地域に偏りがあるということはご存知でしょうか?メルマガ『8人ばなし』ではこの花粉症の発生分布の偏りについて、免疫学の先進国ドイツで行われたとある研究を例に目

まだまだ、花粉症の原因については、多様な考え方がありますが、花粉そのものが悪者ではないと言えそうです。

  • 花粉にまとわりつく空気の汚れ
  • 花粉を悪者だと勘違いしてしまう人間

この辺りを踏まえた上で、何かできる対策はないのか?具体的に見ていきましょう。

花粉症の原因を排除できるグッズと方法!

3月・4月になると、様々な花粉症対策グッズが発売されます。

もちろん、眼鏡・マスクと言った王道グッズもありますが、それ以外のグッズや生活の中で工夫できる事を見ていきましょう。

換気は少しずつ、丁寧にする方法

特に春は花粉が怖くて換気ができない」と言われる方もいますが、だからと言って、ずっと換気をしないというのも気持ちよくありません。

ですから、換気をするには窓を少し(5〜10cmくらい)開けて、その隙間の上にレースのカーテンをかけます。

こうすることで、一気に花粉が部屋に侵入してくると言う事は避けられます。

最近は、フィルターを搭載した24時間換気システムが備えられた家が増えてきていますが、換気システムの清掃をしたことがないという方も多いのが現状です。

一度も換気システムを清掃した事がない人の割合

換気システムの換気をメインに考えるという場合は、清掃を行うようにしたいものです。

詳しくは、室内の空気環境を整える「24時間換気システム」 一度も掃除をしたことがないという人が6割にも!〜1〜2年間換気扇のフィルターを交換しないと、換気効率は50%も低下〜をご覧ください。

衣服に付着する花粉を対策する

せっかく室内の空気を整えても、外出先から帰宅した際に、服に付着した花粉がたくさん室内に持ち込まれていてはいけません。

そこで、一手間かかりますが、

  • できるだけツルッとした感じの素材の服を着る(モコモコの服はNG)
  • 室内に入る前に花粉を払う
  • 洗濯物は屋内で干す
  • 静電気を抜く

どうしても、面倒な印象がありますが、体調が悪くなり、何もやる気が起きない状況になってしまうよりかは、いいと思います。

また、体内に溜まった電気(静電気)を抜き、花粉が付着しにくくなるようにする商品もあります。

この様な商品を使うのも一つですが、身の回りの植物に触ることで、体内に溜まった電気は抜けるので、家に入る前に、近くの木などを軽く触るもの効果的です。

体内の静電気について、詳しくは、健康的な暮らしは静電気を制することから【高気密高断熱より重要】の記事を参考にしてください。

花粉症で鼻が辛い時には鼻を洗うのも効果的

子どもの頃、鼻水と微熱で病院に行った際に、鼻の中を洗わされた記憶があります。

鼻の中に、新たに液体を入れる訳ですから、結構辛い印象がありますが、案外大丈夫なものです。

近年では、鼻の中を洗ってでもムズムズした感じを軽減させたいと思われる方が多い様です。

かなり花粉症が辛いなぁと感じる方は、試してみるのも一手です。


ここまで、とにかく直ぐに、何かできそうな対策を紹介して見ました。

ただ、どの方法もとにかく辛い状況をなんとか凌ぐ方法でしかないと言う事は、あなたも十分に分かったのではないでしょうか。

では、先に触れた「空気の汚れの問題」や「花粉を悪者と勘違いをしない様にする」と言う対策は、どうすればいいのでしょうか。

さらに、根本的な改善は!実は家でする事ができる!

花粉症の原因物質を低減させることが証明された「空気がうまい家®︎」

これまで見てきた通り、花粉症の原因は、花粉そのものが悪だ!という事はなさそうです。

室内だけでも空気の汚れを改善する

もちろん、一番の理想は、社会(屋外)の空気がもっとクリーンになる事です。

ところが、これはあまりにも膨大な年月が必要となりますから、自宅の空気だけでもクリーンにすることが大切になります。

近年では、空気環境まで意識される方々も増え、空気清浄機を購入される方々も増えてきました。

ところが、建築の現場では、化学物質がふんだんに用いられた合板、ビニルクロスが用いられているのが現状です。

それらの化学物質は、長年、揮発を続けますから、一見クリーンに見える部屋も、山の空気とは全く異なるのです。

空気清浄機については、こちらの記事が参考になります。

都会の外の空気は、排気ガスなどで汚れ、自宅の空気は化学物質が蔓延している…敏感な方にとっては、ずっと辛い環境だという事になるのです。

もう少し、長期的な視点で花粉症を軽減させることができたらいいなぁ…と思う方は、ぜひ、住まいの素材についても少し勉強してみてください。

花粉症の症状を軽減させる壁材が幻の漆喰!

有明海に生息する赤貝の殻を主原料に作られた「幻の漆喰®︎」に花粉症の原因物質を減らす効果があった

(南日本新聞より)

と発表されました。

なぜ、その様な事になったのか仕組みはまだまだ分からない部分もある様ですが、埼玉大学大学院の王教授は次の様に言われています。

「この製品(幻の漆喰)がアレルゲンを分解している可能性が考えられるが、仕組みについては今後研究して行きたい。」

実際に、「幻の漆喰」が塗られた部屋に訪れた花粉症の方々も「この部屋では、そういえば鼻水が出ない」などと言われます。

さらに詳しくこの内容について知りたい方はこちらを参考にしてください。

花粉アレルゲン濃度を低減|カイケンコーポレーション株式会社/有限会社ラムハウジング
木造住宅の健康自然建材メーカーのカイケンコーポレーション㈱(本社・福岡市、浦上直代表取締役社長)は、同社が開発した「幻の漆喰Ⓡ」など2建材に花粉症原因物質の低減効果が見られたとの実験結果を発表した。実験した埼玉大学大学院の王青躍教授は「今後はメカニズムの解明を進め、国内外に発信したい」と話す。

我が子もアレルギーだったからこそ分かる花粉症の辛さ

私の息子のアレルギー体質であり、私自身もなぜか、数年だけ花粉症に悩まされた記憶があります。

私の場合は、とにかく目が痒く、何度も目を洗ったものです。

大した症状ではなかったのですが、それでも、集中力は格段に落ちてしまいます。

さらに酷い症状になると、通院する必要も出てくるかもしれません。

こうなると、時間も費用も奪われてしまいます。

そして、何よりも春の訪れを心から楽しめない不安…これが毎年訪れてくるのです。

実は、私はこれが、もっとも良くない循環を作ってしまっている様に思うのです。

杉をはじめ、花粉を出す植物が悪者かのように言われ、人々はより自然から遠ざかろうとしてしまいます。

歴史的に見ても、私たちは四季の変化を楽しみ、自然を大切にして生きてきました。

その文化が「花粉」の為に失われてしまう、その場凌ぎ的な対策にちょっとした寂しさを感じるのです。

花粉さえも入る事ができない家、フィルターでガッツリと様々な物を除去した住まいで暮らせば、確かに室内で花粉症に悩まされる事はないでしょう。

けれど、私たちが本来大切にしたい生活とは何か?と言う事を今一度考えてみる必要があると思います。

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