あなたは自分の住まいが「いいなぁ」なんて言われたらどんな気分になるでしょうか。
なんだか照れくさいような、でも、嬉しいような気分になるのではないでしょうか。
私の場合、空気がうまい家®で生活をすると、ライフスタイルがどんどん変わって行きました。
実は、住まいを変えてライフスタイルが変わって行くということは、家事動線が優れているとか、ZEHの様な優れた機能を備えているといったことよりも重要なことだと思っています。
そこで、住まいが変わるとライフスタイルがどう変わったのか、紹介したいと思います。
ここで、ZEHって何?と思われた方はこちらの記事を参照してください。
もともとは、一般的な広いマンションに憧れていました。
私は、京都市の隣、宇治市に住んでいます。
当時、京都市内の小学校に勤務していましたから、マイホームをもつとなると、京都市内かその周辺の地域(宇治市・久御山町・向日市・長岡京市)このあたりに住むということが条件になります。
ところが、京都市内をはじめ、周辺の地域の物件はとても高価なのです。
京都市伏見区で、憧れの50坪くらいの住まいを持とうとすると、地面だけで2700万円!もするわけです。
本当は一戸建てに憧れていましたが、この様な地域で一戸建ての住まいで生活するなんて絶対に無理だと思い、せめて新しいマンションが購入できたらいいなぁ…なんて思っていたのです。
息子の酷いアトピーに悩まされて自然素材の家に注目しはじめました。
実際は、新しいマンションを購入するほどの経済的な余裕もなく、中古マンションを購入し、クロス・フローリングの張り替え、キッチンの入れ替えなどのリフォームを行いました。
古いマンションであっても床とクロスを張り替えるだけで、新品の様な住まいになるので驚きです。
ところが、そんなマンションで生活をしていると、息子に異変が起き始めたのです。
肌がボロボロになり、見るも無残な姿へとなっていきました。
ドクターの診断によるとアトピー。
原因は、新建材と呼ばれる一般的なフローリングやビニルクロスから何十年も揮発し続ける化学物質だということが分かりました。
フローリングに化学物質?どういうこと?って思った方はこちらの記事をご覧ください。
そんな経緯があると、自然素材の家が当然気になるものです。
たくさんの工務店、ハウスメーカーを練り歩きました。
そして、私たち家族は空気がうまい家®に出会ったのです。
住まいの化学物質が取り除かれると、息子は激変していきました。
ボロボロだった肌は、たった1年でかなり綺麗になり、3年もするとアトピーだった人とは思えないくらい綺麗な肌へと変わっていきました。
現在は、空気がうまい家®に住んで約10年が経過しますが、アトピーが再発する様なことは一切ありません。
ところが、私はここで、「空気がうまい家®に住むと元気になりますよ」とか、「アトピーが治りましたよ。」ということが言いたいのではありません。
こうした体験をすると、自然にあるものの偉大さやまだまだ謎に包まれている不思議なことに目が行くようになったということが言いたいのです。
これが、空気がうまい家®で生活をするとライフスタイルが変わったというきっかけなのです。
住まいが変わるとライフスタイルが大きく変わる!
住まいというのは、あなたの生活に大きな影響を与えることが、私は確信できたのです。
住まいがライフスタイルを変え、思考を変えるというと大げさに聞こえるかもしれませんが、簡単にいうとこういうことです。
店舗を作る時にも雰囲気はとても重視される。
例えば、炭火がたっぷりとコンロに置かれ、威勢のいいお兄さんたちがいるお店では、やっぱり焼き鳥が食べたくなるのではないでしょうか。
また、薄暗く、ジャズなんかが流れている静かな雰囲気のお店では、ワインやウィスキーが呑みたくなるのではないでしょうか。
こうした場所では、日本酒とお刺身というセットはなんとなく似合いません。
つまり、私たちはその場の雰囲気に応じて、好みが変化して行くのです。
子どもがどう成長するのかも、環境によって激変して行く。
私は教育の現場にいましたから、子どもの成長と周りの環境がどれほど重要なのか痛いほど知っています。
残念ながら学級崩壊してしまったクラスの後を受け持つことも何度かありましたが、この立て直しは「子ども達に厳しい指導をすること」ではありません。
子ども達が帰ったあと、ただ一人で綺麗に机を揃え、もう一度教室を掃き綺麗にするところから始めるのです。
もちろん、荒れた子ども達が翌日登校すれば、数秒で綺麗に揃えた机は乱されてしまいます。
それでも、毎日、必ず掃除をして教室を出るのです。
そして、1ヶ月もすると、子ども達に変化が現れてきます。
「今日は、ちょっと時間があるから箒はしてあげるわ…」
なんてことが増えてくるのです。
これは、私が独自にそんな工夫をしたわけではありません。
教育業界では、当たり前のことなのです。
クラスが荒れている教室は100%汚い。
子ども達の心が荒れてきたなぁと思ったら掃除をすればいい。
先輩の先生によくこんなことを言われたものです。
ここでは、2つの例を挙げてみましたが、生活をする場の雰囲気がどれほど私たちに大きな影響を与えているか感じられたはずです。
空気がうまい家®でどんな生活をしてみたいですか?
写真をみての通り、空気がうまい家®は木に包まれたような空間です。
壁面には漆喰が塗られ、近年ではあまり見ることがないような住まいかもしれません。
ここで、あなたはどんな暮らしをしてみたいですか。
きっとここにジャンクフードを並べるよりも、質素でありますが、おにぎりを並べた方がずっと似合うような気がします。
スマホやテレビゲームをしているより、寝転んで漫画を読んだり、会話を楽しんでいる方が似合うのではないでしょうか。
我が家では、食生活もずいぶん変わりました。
お漬物を漬け、土鍋でご飯を炊き、冬にはベーコンを作り、息子達が調理を楽しむ風景も珍しくはありません。
この便利な時代にそんなことに時間をかけるなんて無駄だ!そう思われる方もいるかもしれませんが、こうした時間を時々もてるということは、とても贅沢だと感じているのです。
雨の多かったこの秋には、こうして近所の中学生が集まって来ました。
そこに、なぜか小学生の次男が混ざっている風景がなんだかいいなぁと思うのです。