【新築の価格】安い1000万円程度の家は性能が良くないの?

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不動産・施工に関するお金に詳しい人。同じ費用をかけるなら本当に重要なところに費用をかければいい。削減できるところは削減も惜しまない。なぜかお客様の子どもに愛される。

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最近、空気がうまい家®︎に関心を寄せてくださる方も増え、嬉しく思います。

ただ、費用が気になる方が多く、先日もこんな質問をいただきました。

現在、新築を考えています。
空気がうまい家にしたいなぁ…と思っていますが、費用の面が気になります。
ローコスト住宅を見ると、1000万円程度で建物のみですが、新築できそうなのです。
空気がうまい家®︎も工夫次第で費用を抑えることはできるのでしょうか。

この方以外の方からも空気がうまい家®︎の費用に関する質問は、よくいただきます。

そこで、今日は、新築を建てる時の費用について、ざっくりと見ていきましょう。

 

結 論

ローコスト住宅でも理想的な住まいを1000万円で建てるのは難しい

空気がうまい家®︎に必要な費用は、工夫次第である程度調整可能

その理由も含めて解説いたします。

 

この記事に関する動画は、こちらでご覧いただけます。

 

新築をする際に絶対に必要な費用

空気がうまい家

新築を考える時に、もちろん広い家なら高い・小さな家なら安い…こういった事は誰もが考えますが、建物そのものに関わる費用の他に、絶対に必要な費用というものがあります。

印紙税

契約金額によって変わってきますが、1000万円以上〜5000万円以下の場合は売買契約と工事請負契約が1万円ローン契約(ローンを使用しない場合は不要)が2万円が税として必要になります。

 

不動産取得税

土地と建物を取得した時にかかる税のことです。

取得する際の税なので、1度のみ支払いになりますが、建物に対しては、評価額の3%の税が必要となります。

例えば、評価額が1000万円の建物を購入した場合には、30万円の税が別途必要になります。

 

登記費用

あなたが取得した土地・住まいの所有権などの権利関係を登記所(法務局)の登記簿に記載しなくてはいけません。

この時に、登録免許税というものが必要になります。

新築の場合、土地の評価額に対して1.5%。建物の評価額に対して0.4%の税がかかってきます。

例えば、土地が1000万円で建物の評価額が1000万円である場合、19万円の税がかかるということになります。

さらに、司法書士の方に登記をお願いする場合には、別途2万円〜の費用が必要になります。

 

新築確認申請にかかる費用

通常は、新築の見積もりに新築確認申請の費用も含んでいるのが、一般的ですが、少しでも新築費用を安く見せるために、この様な事務手続きの費用を別枠(オプションの様)として扱うケースも見られます。

確認申請に必要な費用は、広さなどによっても異なりますが、100〜200㎡の場合、24000円の申請費用が必要になります。

(ここに申請代行費用は含まれていません)

 

九谷田

ここに挙げただけでも、ざっくり60万円程度の費用は必要になるんだ。ところが、さらに、新築をする際に絶対に必要な工事というものがあるんだ。

 

住宅ローンを利用する場合には、さらに住宅ローンに関わる諸経費(火災保険の加入・生命保険の加入など)が必要になります。

 

 

水道・ガスの引き込み工事

新築をする際には、地面に埋まっている水道管やガス管の本管と住まいとを結ぶ工事が必要になります。

当然、水道もガスも本管と結ぶための管が必要になります。

本管から住まいまでの距離によって費用は変わりますが、水道・ガスを合わせておよそ50万円ほどの費用が必要になります。

(本管までの距離が長いとさらに費用はかかってしまいます)

 

電気引き込み工事

当然、新居には電気も必要ですが、近くの電線から新居に電気を引き込む工事も必須です。

これも、近くの電線までの距離によって費用は変わりますが、電線・ブレーカー・計器板・電力会社申請費用などを入れると、10〜20万円程度は絶対に必要な費用となります。

 

さて、ここまで、新築を建てる際に絶対に必要となる費用の一部を紹介しました。

ここまで見ても、ざっくり100万円の費用がかかることになります。

となると、住まいの大小によって価格は大きく変動するにしても、1000万円で新築をするとなると、相当厳しいことが見えてくるのではないでしょうか。

仮に小さな新築を建てるとしても、トイレ・バス・キッチン・洗面化粧台などの住設機器は必ず必要になります。

相当、安価なものばかりで揃えたとしても、これらに100万円程かかります。

となると、建物にかけられる費用は、たったの800万円になってしまいます。

実際に800万円で新築の住まいが建てるとなると、相当チープなものになってしまうことが想像できるのではないでしょうか。

 

だからローコスト住宅が悪いという話ではない

小さな家を新築するとしても、人件費・建材費がどうしても必要になります。

これらを削減するしかコストを抑えることはできないことは、あなたも想像できるのではないでしょうか。

そこで、ローコスト住宅の場合、次の様な工夫をして新築コストを削減することが多いと言われています。

 

人件費を抑えるための工夫

新築をする際のプランニングをある程度限定的なものにします。

プランを限定させることで、職人は作業効率を大きく向上させることができるからです。

誰でも、初めてのものを作る時には思考錯誤するものですが、同じものを複数作る時には、段々と作業効率が良くなってくるものです。

あなたが初めてパンを焼くときには、レシピなどを見ながら作業をするので、どうしても時間がかかってしまいますが、同じパンを2回目・3回目と焼いていくうちに段々早くなるのと同じイメージです。

ですから、決められた規格外の事を希望するとオプションの費用が別途必要になることが多いです。

 

安く見せる工夫がされている

私たちも含め、どの会社も自社の商品をより多くの人に使って欲しいと願っています。

ローコスト住宅の場合、価格の安さが一つの売りですから、価格が安く見えるような工夫をして、まずは関心を寄せてもらうという工夫がされているケースがあります。

ですから、先に触れたような絶対に必要となる費用は、別途必要という形になっていることも多々あります。

実際に、いろいろと希望を取り入れながらプランを立てていくとなると、ローコストではなくなってしまうこともあるようです。

 

コストを抑えながら、地震に強く、断熱性が高く、それなりの住設機器を入れるというのはなかなか難しいのではないでしょうか。

もちろん、住まいに対するご希望は、家族構成・将来性・健康面にも及んでいくことになると思います。

そうなると、様々な工夫がなされているローコスト住宅メーカーさんでも、あなたの希望する住まいを作るとなると、どうしても、まずまずの価格になってしまうと思います。

 

費用が気になるのであれば、引っ越し完了までの費用を質問しよう

空気がうまい家(生活するには椅子もテーブルも必要)

新築をするとなると、もちろん費用が気になるところですが、新築に関わる費用は、細かく見ていくと、どうしても多項目になってしまいます

見積もりによっては、○○の費用は別途必要という形で提案されるケースもありますので、費用が気になる場合には、「引っ越し完了して、明日から生活できる」という状態になるのに、どの位の費用が必要か質問をするのがいいでしょう。

(株)ハウス工房が施工する空気がうまい家®︎の坪単価を質問されることもありますが、どの住宅メーカーで建てるにしても坪単価は、あまり参考になる数値ではありません。

その理由についてはこちらの記事を参照してください。

坪単価を計算してハウスメーカー・工務店を訪問しても有益ではない理由
新築をする場合、坪単価を考慮してもあまり有益ではありません。ここでは、具体例を挙げながら、なぜ、坪単価という考え方があまり有益ではないか解説しました。さらに、およその価格を知るために絶対にするべき簡単な質問を1つ紹介しています。

 

お姉さん

引っ越し完了までの費用って、引っ越し費用や家具などの費用を含めるイメージ?

九谷田

もちろん! そうでないと、新築が建ったけれどダイニングテーブルがないとか、収納棚がない…ってなると生活に困るでしょ。○○は別途必要ってすると安く見えるけれど、結局、後から家具を購入するとなると高くなってしまうこともあるしね。

 

空気がうまい家は必要な部分にお金をかけ、抑えるところは抑える

空気がうまい家®︎片流れの屋根

空気がうまい家®︎は、室内の環境には、こだわり過ぎというくらいこだわっています。

ですから、生活をしていて直接肌に触れる部分などには、費用をかけることにしていますが、コストを抑えるために屋根の形状をシンプルにすることもあります

上の写真ような屋根の形状だと、造りがとてもシンプルになるために、コストが削減できることは想像できるかと思います。

コストを抑えるための工夫を本記事で全て紹介することはできませんが、屋根だけに限らず、間取りの工夫などでも抑えることは可能です。

空気がうまい家®︎は、決してローコスト住宅とはいう事はできませんが、あなたのご家族の希望を形にする注文住宅ですから、気になった…という方は、お気軽にお問い合わせください。

費用をかける部分・抑えても差し支えない部分とを吟味しながらあなたと一緒に家づくりをしていきたいと考えています。

 

まとめ

もしかしたら、ローコスト住宅のことを悪いものの様に捉えられた方もいらっしゃるかもしれません。

けれども私たちは、ローコスト住宅を「悪いもの」とは一切思っていません。

ライフスタイルは、人それぞれですから、住まいに費用をかける必要はない…とお考えになっていらっしゃる方にとっては、素晴らしい商品だろうという風に思っています。

  • 新築をするには、建物の費用の他に絶対に必要な費用がある。
  • 小さな住まいであっても、1000万円程度でニーズに答えられる住まいを作るのは難しいのではないか。
  • ローコスト住宅は、費用を抑えるための工夫(生産性の向上)がなされている。
  • 新築の費用が気になる場合には、「引っ越し完了までの費用はいくら?」という質問をするといい。
  • 空気がうまい家は注文住宅だから、費用をかける部分・抑える部分を検討することができる

空気がうまい家®︎の場合、床のメンテナンスも不要、芳香剤なども不要、一戸建てでも小さなエアコン一台で十分な断熱性があるために、長い目でみると、ローコスト暮らせる住まいだと確信しています。

関心のある方は、お気軽に空気がうまい家®︎を体感しに来てください。

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